タカブン通信
絶対に諦めない!
2024年8月27日 タカブン通信12
日本の猛暑の夏、今月8日の宮崎地震の発生により南海トラフ臨時情報が1週間発令され、また16日には台風7号が関東に接近し、東京・名古屋間の東海道新幹線が不通になりました。今後台風シーズンの到来や巨大地震、火災などに備えて、全社での災害避難訓練を計画して実施していきます。
さてこの暑い日本をさらに熱し続けた2024年パリオリンピックが7月26日から8月11日の17日間開催され、日本は金メダル20個、銀メダル12個、銅メダル13個の計45個を獲得し、日本人はじめ世界中のスポーツを愛する多くのファンに、感動と勇気、活力を与えてくれました。フェンシング男子フルーレ団体、女子やり投げの北口榛花選手の金、柔道混合団体日本チームのまさかの銀、他努力の上に努力を重ねた結果、悲喜こもごもの勇姿と涙に共感した毎日でした。その中でも体操の男子団体で日本がライバルの中国に大逆転でつかみ取った金メダル劇には興奮しました。今大会不調のエースの橋本大輝選手は、「みんなに助けられた金メダルで、この4人がいなかったら、この演技は出来なかったし、やっぱり諦めなくてよかった」と話し、チーム最年少20歳の個人総合金の岡慎之介選手は、「ミスがあったけど、最後まで諦めずにみんなにつないでいったことがこういう結果につながったので本当に最高です」と話します。最終種目鉄棒の直前には、首位の中国に大きく点差がある中、日本チームは誰一人として諦めていなかったのです。演技中、キャプテンの萱和麿選手を中心に『絶対に諦めないぞ』と繰り返し交し合ったのでした。チーム一丸となって最後の最後まで絶対に諦めないという思いを強く持ち続け、お互いを信じ切ったことが、不可能を可能にしたのでした。仕事や事業でも同様に、全従業員が一丸となって決して諦めることなく、粘り強く成功するまでやり続けていくことが大切だと思うのです。
先月のタカブン通信で改善提案目標についてお伝えしましたが、8月度は9日間のお盆休みがある中、先月の128件から大幅にアップして239件でした。改めて各部署のリーダーや皆さん方のカイゼンに対する意識向上に感謝いたします。我が社の強みの一つは、13年間以上継続している全社改善活動だと思います。この取り組みの中から、各部署内ばかりでなく、各部署間の連携や協力が生まれてきます。今期になり2か月を経過しましたが、各部署の目標進捗管理を例年以上に責任を以て取り組んでいただいており、頼もしく思います。しかしその中でコミュニケーションの不足で、場合によっては、会社として目指すべき全体最適ではなくて、部分最適に陥っていないかを、常に管理職の皆さんには振り返っていただきたいと思います。また現在各部署の業務改革を進めていますが、今後見える化や仕組み化、Ⅾ✕化など積極的に取り組んでいきたいと考えます。
『其の身正しければ、令せずして行われ、其の身正しからざれば,、令すと雖も従わず』(仮名論語)役員や管理職はじめ指導的立場の人は、率先垂範、有言実行、言行一致を心掛けていきたいと思います。そして知行合一、即ち学んで知ってまず実践してみることです。まだ残暑の続く日々ですが、より一層お互い体を労わり合い、思いやって、助け合う職場をつくっていきましょう。 髙橋拝