第28期の スタート にあたって

2024年6月27日  タカブン通信10

 いよいよ本州も入梅し、真夏日と鬱陶しい日を繰り返しながら、梅雨末期特有の大雨災害がないことを願い、今から猛暑に備えていきたいものです。熱中症対策の水分補給や、適切な睡眠と栄養補給など、お互いに気をつけていきましょう。

 さて27期締めの20日、ゼロ災3000日を達成し皆さんとその喜びを分かち合い、お陰様で21日から第28期がスタートしました。ここに改めて今期の会社方針をお伝えします。
「木材は私たちに温もりと安らぎを平等に与えてくれます。1971年、前身の協業組合シガウッドが創業して以来53年間、ここ長浜の地で、この地球上の貴重な天然資源である木材で商いをさせていただいています。そしてこの木材は、光合成によりCO2を吸収して炭素を固定化することにより、地球温暖化を防止してくれます。自然豊かな山々と琵琶湖を擁する滋賀県本、そして地球を保全し再生していくことは、私たち大人の大切な使命の一つです。この度、経営ビジョンを『木材産業の活性化を通して脱炭素社会の実現に貢献する』としました。第28期は、新組織体制のもと、改めて私たちの経営理念をお一人お一人が理解し実践していくことにより、お客様と私たち働くもののエンゲージメント(信頼関係と愛社精神)を高め、全従業員とご家族の皆様の物心両面の豊かさと幸福を実現していきます。また品質方針、品質目標を達成していく為に、コミュニケーションをより一層活性化して、行動目標のPDCAサイクルを確実に回して実践していきます。」

今期は、まずやってみようを合言葉に、全社一丸となって前向きにトライ・チャレンジし、希望多き未来につながる1年にしていきたいと思います。

さて令和6年度の全国安全週間が6月の準備期間から、来月7月1日~7日の本週間、また7月は私たちの業界である林材業労働災害防止月間が始まります。「危険に気付くあなたの目 そして摘み取る危険の芽 みんなで築く職場の安全」の全国スローガンのもと、改めて全従業員と協力会社の皆さんと共に安全管理に取り組んでまいります。月2回の工場の安全パトロールと確認の更なる充実と、今期は改めて建築現場の安全・品質パトロールを実施していきます。特に転倒や墜落・転落事故および機械設備周りでの挟まれ、巻き込まれ等の防止対策の徹底を図っていきます。また安全作業ルールの理解と浸透、実践、特にエアーガンでの釘打ち作業での顔面の保護具着用は、徹底していきます。そして川越安全衛生委員長を中心に、各職場の主任、リーダーの安全指導と皆さんの安全な仕事へのご理解と実践をお願いいたします。

この14日には、柿内幸夫先生のご指導のもと、第43回KZ法全社改善活動が開催され、改めて皆さんの改善活動の進化を実感しました。特にSFP事業部での新規の在来床パネルの試作工程で、技能実習生のタイさんの自主的な治具の提案報告など、お客様も驚かれるほどでした。また改善の急所12の「ムダには7種類あるが、最も注意すべきは造り過ぎるムダである」のご指摘を受け、今後営業と製造間の工期情報の共有化を図り、在庫製品管理の適正に努めていきます。より一層の全社改善活動をお願いします。感謝