タカブン通信
SHIENは素晴らしい
2018年3月27日 社長通信259
1.はじめに
陽春の日差しも徐々に強くなり、湖国長浜のソメイヨシノの開花ももうすぐそこまでやってきています。まさに風光る春四月を笑顔で迎えて、喜び溢れる一日一日を大切に過ごしていきましょう。
さて10日の社員旅行は、一人でも多くの従業員さんに参加していただき親睦を図ってもらおうという趣旨で、社員旅行委員の皆さんの周到な準備の下、京都鉄道博物館や水族館を見学したのち、よしもと祇園花月でみんな笑顔一杯になって、近江八幡での懇親会は、最高の近江牛を賞味しました。
今後も多くの従業員さんが、日頃の仕事の疲れを癒し、皆で楽しみ懇親を深める旅行やイベントを開催していきたいと思います。
2.SHIEN学セミナーについて
この15日午後の半日、静岡大学大学院教授でSHIEN学会長の舘岡康雄先生、同マスターの伊藤めぐさんを講師に、第2回目のSHIEN学セミナーを「SHIEN学 力を引き出し合う働き方~温かさの創造とは」のテーマのもと、52名の従業員の皆さんの参加で開催しました。
舘岡先生の提唱する「SHIEN」の公理(道理、考え方)は、『従来重なり(関わり)のなかったところに重なりを創り、させる・させられるの交換(例えば上下関係の中)ではなく、してもらう・してあげることを交換する』ということです。
今回初のSHIENワークショップでは、日頃関わりの少ない部署同士の3人グループで、今困っていることの「SHIEN相談会」の実習をしました。徐々に打ち解けてお互いの会話が盛り上がり、会場全体に温かく心地よい波動が広がる体験をしました。
舘岡先生のお言葉です。「これからは、拡大成長という今までの概念から、持続可能の方向に変わっていかざるを得ない、持続可能な社会は、互いが重なりを創って関係性を高め、助け合うことの方が競争より実現されやすいということが判ってきたのです。
もう一つの背景として、世界がスモールワールド化した今日、私たち隣人は、向こう隣ではなく、中国人であったり、カナダ人、ブラジル人であったりしてきました。多文化共生の時代には、価値観や法体系が違いますから、互いにオープンマインドで胸襟を開いて、重なりを創って互いに受容しながら、新たなものを、してあげたり、してもらったりして生み出す時代がきたと言えるのです。」
今回の相談会では、一人一人が自分自身の仕事や健康、将来のこと、家族のこと等の悩みを仲間に打ち明けて、仲間からの質問を通して悩みを掘り下げて、悩みの解消につなげていくという体験は、とても新鮮で互いの心が優しくなれます。今回のセミナーの体験が、皆さん方の働き方や生き方を優しく心豊かにしてくれることを願っています。
ここに皆さんの感想の一部を紹介します。
*自分一人で悩まず気軽に声を掛け、助けを求めたいと思いました
*気軽に相談できる人が身近にいる。
*心がポカポカしてスッキリした気持ちになりました。
*会社全体が一つになれる気がした。
*息子に対してもっとコミュニケーションをとって、良いところを褒めてあげたい。等々
共感・共鳴・共振に大感謝です。高橋文夫拝