タカブン通信
2018年所信「第三創業期の幕開け」
新年あけましておめでとうございます。例年になく寒さ厳しいお正月を、皆様お元気で迎えられたことと心からお慶び申し上げます。本年も心身ともに健康で一日一日を大切に刻んでまいりましょう。
さて私の人生の半分以上の34年間に亘り師事を仰いでいます田舞徳太郎氏は、より良き会社は更に良くなり、悪化の会社は更に悪化していく法則が今後も二極化として顕在化していくと説かれています。また2019年10月に予定されている消費税10%への増税や2020年7月から8月開催の東京オリンピックを前に景気は上向くと考えられ、新築の注文・分譲・集合住宅および高齢者施設などの国内重要は今後しばらくの間は高まってくると思われます。しかしながら、2020年以降国内景気の大きな減退が予測される中、田舞氏は常に経営の原理原則、即ち人財育成を基盤に経営理念を確立して経営ビジョンを全従業員と共有化し、変化を先取りしたコア・コンピタンス経営を実現していくことが肝要であると力説されます。
今期21期は、1997年6月23日に株式会社シガウッドを設立して以来、第二創業期を締めくくる大切な1年間として、常に安全を最優先で会社のショールーム化を目指して、最高品質とサービスを提供し、生産性向上と業績目標の達成に取り組んでいます。この結果、昨年8月17日に念願の労働災害ゼロ500日を達成して、全従業員の皆様のご理解と努力のもと、今年12月30日の1000日を目指して、労災ゼロを継続更新中です。また昨年は、新築住宅のお施主様はじめ彦根商工会議所異業種交流会様、京都工業会様、びわ湖環境ビジネスメッセ2017の企業見学者様等多くのお客様にご来社いただき、7年間柿内幸夫先生にご指導いただいています全社改善活動の更なる進展を図り、生産性の向上に努めてまいりました。そして今期は、住宅部門を、住宅営業部、SFP事業部、建材販売部、建方施工部、品質保証部、物流部の各事業部に組織化して、事業部の自立化に向けて取り組んでいます。その中今期上半期の業績は、売上高は目標の10%増ですが、営業利益は残念ながら目標の約50%です。
今後下半期は、各事業部の採算性を確実に把握して目標進捗管理につなげ、主木材はじめ資材高騰の抑制と適正販売価格の浸透、各部署間の支援活動の活発化と多能工化による生産性向上等により、最終業績目標の達成を実現していきます。
現在役員間の未来会議や営業戦略会議等で経営ビジョンと戦略の検討を重ねていますが、今年は、モデル施設的な快適なエコ社員寮の建設プロジェクトを成功させるとともに、中大型木造倉庫や高齢者施設等の非住宅木造施設への積極的な参画や県外でのランドマーク的な木造施設プロジェクトにも共同事業として着手してまいります。
以上第三創業期を目前に、全社一丸となって未来に希望を持って何事にもチャレンジして、より一層人や世の中にお役に立ち必要とされる笑顔溢れるいい会社を目指して、私たち自身の幸福を実現してまいりましょう。
感謝! 髙橋文夫拝 忠恕