タカブン通信
生涯チャレンジ
2017年4月27日 社長通信248
1.はじめに
桜満開の中、ユネスコ無形文化遺産の長浜曳山祭りが盛大に開催され、新緑が眩しく風薫る爽やかな季節がやってまいりました。
今月末からゴールデンウイークが始まりますが、例年以上にアパート物件はじめ多くの仕事をいただき心から感謝するとともに、協力会社の支援も得て、安全最優先で十分なスケジュール管理をお願いします。
2.今期業績について
第20期も残すところ、5月、6月の2カ月になりました。昨年7月からの実績から今期の業績を予測すると、売上高は全社挙げての努力の成果で、久し振りに目標達成します。また営業利益額は、個別原価管理や全体最適体制不足、円安為替による輸入資材の割髙等の影響で、目標未達になります。
年間売上高に関しては、全員の協力で何としても目標達成して、来るべき第21期は売上高、営業利益額ともに目標達成を目指していきましょう。
3.生涯挑戦 人づくり
この24日の日本経済新聞朝刊の「人間発見」のコラムに、長崎総合科学大付属高校サッカー部監督の小嶺忠敏さんが紹介されています。
「高校サッカーの名将といえば必ず小嶺忠敏さん(71歳)の名前が挙がる。全国高校選手権で国見高校(長崎)を6度優勝に導いた。一時身を引いていたが、2015年9月、長崎総合科学大学付属高校の総監督から監督に肩書を変え、再び本格的な指導を始めた。『監督は身をもって指導に当たらなければいけません。5時50分からの朝練習に、私は誰よりも早く到着するようにしています。一日も休みません。指導者は生徒を見ている姿を見せることが大事です。監督に就く前から、サッカー部員の私生活の乱れが気になっていたので、躾から始めました。まずは服装検査です。… 挨拶をきちんとする。礼儀を正しくする。時間を守る。そういうことができるかどうかがプレーに影響します。規律の高いチームは最後まであきらめず、しっかり戦います。サッカーだけ教えても強くなりません。大事なのは人間を磨くことです。…座右の銘は【生涯チャレンジ】です。』」
4.今月の論語の言葉
樊遲(はんち)、仁を問う。曰(のたま)わく、仁者は難(かた)きを先にして獲(う)ることを後にす、仁と謂(い)うべし。(雍也第六)
「樊遲が仁について尋ねた。先師(孔子)が答えられた。『仁者は、労苦を先にして利得を後にする。これが仁というものだ。』」
伊與田先生著「論語のはなし」の解説です。「物のやり取りには、取ったうえにも取る(take & take)、先に取ってから与える(take & give)、先に与えてから取る(give & take)、そして与えた上にも与えて報いを求めない(give & give)の4通りがあります。(中略)人において与える方は難しく、取る方は楽であります。孔子は、難しい与える方を先にして、楽な取る方を後にする、即ち先難後(せんなんこう)獲(かく)が人間らしい在り方で、その心を仁といっているのであります。
人間が生きる上において最も大切な息(呼吸)は、吐く方が先である。(吐いてから吸う)」 感謝! 高橋文夫拝 忠恕