タカブン通信
シンプル
2017年2月27日 社長通信246
1.はじめに
1月、2月、3月は、日が早く過ぎるということで、「1月行く、2月逃げる、3月去る」と表現されます。明日はもう月末、例年になく幾度も積雪になった寒い冬も、あちらこちらから春の兆しを感じます。
この20日から第5期ベトナム実習生のチョンさん、クエットさん、ベットさんが入社し、来月帰国予定の第1期のファさん、ドゥンさん、グェンさんはじめ誠実で素直な先輩を模範として、早く日本の生活に慣れ、仕事と日本語を習熟することを大いに期待しています。皆さんも支援してください。
2. 2017年キーワード・【シンプル】
18日、金沢の自動車解体、自動車部品リサイクルの会宝産業の感謝の集いに参加しました。近藤典彦会長は、私の尊敬する経営者のお一人で、会宝人づくりに邁進されています。即ち「私たちは、何をしたらよいのか?ではなく、会宝人は、自分に何ができるか?」を常に問い続けて、自ら自主的に行動し、相手の幸せを考えて行動する会社を追求されています。具体的には、あいさつ日本一ときれいな工場世界一を目指しています。「きれいな工場は、安全です。
きれいな工場は、生産性が向上します。
きれいな工場は、身も心も美しくします。
きれいな工場は、よい製品を生みます。
きれいな工場は、よいお客様と出会えます
だから、私たちは世界一きれいな工場を創ります。」
このきれいな工場に共感するとともに、私たちも全社改善活動を通して会社のショールーム化を実現していきたいものです。
さて今年も記念講演に経営コンサルタントの神田昌典氏が登場しました。
昨年2016年のキーワードは、「結束力」即ち次世代に生き延びていくためにベストチームを固めることの必要性を説きました。
そして今年2017年は、「Keep it Simple」即ちシンプルなビジネスモデル、シンプルなマネジメント、シンプルなマーケティングを最重要課題として、全社でシンプルを研ぎ澄ますことを説きました。
具体的に高いマーケットシェアで成長分野のスター事業を創り出す方法として、
①価格をシンプルにする。即ち圧倒的なローコスト戦略で、市場価格を半分にしてでも、高シェアを獲得する。しかしこれは当社の方針ではありません。
②提案をシンプルにする。即ち自社や製品、サービスの強みや特長、また他社との差異を分かり易くシンプルに表現し、アッピールする。特にお客様の求める情報や提案をタイムリーに積極的に発信していくことが重要です。
新たな変革の今年、「Simple is Best」を合言葉に、仕事の見直しをしてまいりましょう。
3.今月の論語の言葉
忠信を主とし、己に如かざる者を友とする無かれ。過(あやま)てば則ち改(あらた)むるに憚(はばか)ること勿かれ。(学而第一)
「忠信(まこと)を第一とし、安易に自分より知徳の劣った者と交わっていい気になってはならない。そして過ちに気がついたら改めるのに誰にも遠慮はいらないよ」
「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、現状に甘んじることなく、向上心を持って、自分より優れた見識のある人格者から学ぶことが大切です。感謝!高橋文夫拝 忠恕