六つの精進 1.誰にも負けない努力をする

2016年7月27日 社長通信239

1.はじめに
 ここ数日、朝晩凌ぎやすい日が続いていますが、これからが真夏の暑さ本番です。こまめに水分補給して熱中症の予防を怠りなく、またお互いに声を掛け合って、お1人お1人、毎日元気で仕事に従事し、安全作業、安全運転を徹底していきましょう。

2.第24回盛和塾世界大会に参加して
 京セラ創業者で第二電電を設立し、JALを再生された稲盛和夫塾長を師と仰ぎ、日本国中、また中国、台湾、ブラジル、米国からパシフィコ横浜に4700余名の塾生が相集い、「心を高める 経営を伸ばす」の大会テーマのもと、今月十三日から十四日の二日間に亘って世界大会が開催されました。
 今回稲盛塾長は、「人を育てる」のテーマで話され、冒頭中小企業の最大の問題点は、人財不足であり、最大の課題は、人財育成であると言明されました。私も人財育成は、社長の重要な使命の1つであると考えます。
 塾長は、人生や仕事において重要となる実践項目を「六つの精進」としてまとめあげられており、改めて毎月一項目ずつ一緒に学んでいきたいと思います。
① 誰にも負けない努力をする。
 より充実した人生を生きていこうとするならば、人一倍努力を払い、仕事に一所懸命打ち込まなければなりません。自然界に生きている動植物はみな、必死に生きています。われわれ人間もまた、真面目に、一所懸命に働くということが、生を受けたものとしての最低の務めであろうと思います。
 そのためには、まず仕事を好きになることが大切です。好きであればこそ仕事に没頭することができます。またよりよいものを目指そうという気持ちも生まれ、自然に創意工夫をするようになります。仕事に惚れ込み、夢中になり、人並み以上の努力をする。この誰にも負けない努力が素晴らしい結果をもたらしてくれるのです。

3.100万人のクラシックライブ IN シガウッドの開催
 この17日(日)の午後のひと時、ちょっとお洒落で快適な新社屋2Fの特設音楽ホールに、念願でした従業員の皆さんとご家族、お友達を約50名ご招待して、本格的なバイオリンコンサートを気軽で身近に開催できましたこと、この上もなく嬉しく思います。
 昨年の9月、クラシック音楽の普及振興及び若手演奏家の育成を目指し、もって社会の健全な発展に寄与することを目的として「一般財団法人 100万人のクラシックライブ(非営利型)」が設立され、全国各地で廉価(大人1000円、中学生以下無料)かつ50人前後の少人数のバイオリンミニコンサートが開催されています。この設立趣旨に共感賛同し、従業員さんの心の豊かさを促進し、地域社会の活性化の一助となるために、今後当社でも年に3回ほど開催していきます。

 4.今月の論語の言葉
 子曰わく、力足らざる者は中道にして廃す。今女(なんじ)は畫(かぎ)れり。(雍也第六)
「先師が言われた。『力が足らないかどうかは、力の限り努力して見なければ分らない。力の足らない者は中途で倒れるまでのことだが、今お前は、初めから見切りをつけてやろうとしない。それではどうにも仕方がないよ。』」
ありがとうございました。高橋文夫拝