先行後言、有言実行

2016年5月27日 社長通信237

1.はじめに
 いつの間にか新緑が生い茂るようになり、色とりどりのバラの花が咲き誇るようになってきました。また日中の気温も30度近くの夏日も多くなり、適度な水分補給で熱中症を予防して健康管理に努めていきましょう。

2.第19期の品質目標の振り返り
 今期も残すところ1ヶ月を割りましたが、3つの品質目標の振り返りをします。
①労働災害ゼロ500日の達成
 派遣請負社員さん2名の労災事故が発生し未達成でした。現在作業者全員を対象に定期的な安全教育を実施しており、不安全作業や不安定箇所等事故発生に繋がる危険因子(ハザード)を発見しヒヤリハットを共有して、軽傷災害を含めた事故を撲滅していきます。
②検査体制の確立とお客様クレーム削減30%の達成
 品質保証部の中で建方施工後の自主検査体制が定着し、工場パネル加工及び現場施工状況を検査確認して、是正、改善に繋げています。またお客様クレーム30%削減目標は、未達成であり、今後各部署の技術・技能レベルの向上のための職場教育と報・連・相・確認作業の徹底を図っていきます。
③業績のV字回復の達成
 今期売上高予測は、目標の約2%減、営業利益は目標の約50%です。目標達成には至りませんが、業績回復は実現し、全員の意識改革と目標進捗管理の成果だと思います。来期は更なる業績向上を達成していきます。

3.日本ツーバイフォーランバーJAS協議会競技委員会 第3回工場勉強会の開催
 この19日に、関東から山口県まで12社28名の会員さんが来社され、当社橋本常務はじめ6名の製造部担当の皆さんと枠組壁工法構造用製材の日本農林規格(JAS)の勉強会と会社見学会が開催されました。
 事務所や工場見学に際しては、関課長はじめ高橋課長、丸岡主任による丁寧で実務経験に裏付けられた分かり易いプレゼンで、参加者にも理解し易くとても好評でした。
また今回「お買い上げ*お土産シート」というアンケートで、参加者の皆さんから多数のご意見やお褒めの言葉をただきました。日本でも業界トップ企業であるM社工場長さんのコメントです。「5Sが徹底されていて参考になりました。また見える化、ジャストインタイムによる生産システムについても当社も取り組み中で、非常に参考になりました。社員さんたちの対応も素晴らしく、とてもきれいな工場でした。」このように私たちの日頃の全社改善活動(KZ法)や各部署での生産性向上の取り組みに対して、よい評価をしていただき、私たちの励みになるとともに更なる改善改革に取り組んでいきたいと思います。また工場作業員の多能工化に対する質問もあり、今後の課題として取り組んでいきたいと考えます。なお事務所の皆さんのお客様対応のように、工場でも各部署毎にお客様に対して元気で気持ちよい歓迎の挨拶を実施してまいりましょう。

4.今月の論語の言葉
 子曰わく、
先(ま)ず行う、其(そ)の言(ことば)は而(しか)る後に之(これ)に従う。(為政第二)
【孔子さんが言われた。「先ず実行して、言葉は其の後だ。」】
 ありがとうございました。高橋文夫拝