思考は現実化する

2015年12月25日 社長通信232

1.はじめに
 3年後の事業承継を見据えた全社的な経営改革と、全従業員さんの意識改革を掲げてスタートしました第19期も、7日で上半期を終えようとしています。会社の今期の目標と皆さんの日々の目標の達成は、道半ばですが、成果が徐々に出ていることに対しまして、心から感謝申し上げますとともに、2016年下半期に皆さんの熱い思いを結集して、価値ある結果を創りあげて行きましょう。

2.思考は現実化する
 日創研滋賀経営研究会の12月例会が11日に開催されました。『思考は現実化する』は、㈱リバティの蓮尾耕司社長の講演のテーマです。蓮尾さんは、日創研で学ぶ同志で、97年3月に会社設立し、現在京都、滋賀を営業エリアに5店舗で、軽自動車の新古車を中心に新車販売、車検、修理、整備、自動車保険代理店等を事業として年商110億円を計上する成長企業で、尊敬する若手経営者のお1人です。
 蓮尾さんは、ナポレオン・ヒルの成功哲学「思考は現実化する」に出会い、この20年間愚直に実践し続けて、軽自動車販売整備業界で日本一を目指しています。「強く思ったことは必ず実現する、」を体現。可能思考で具体的な目標を立てまず行動せよ、そして貪欲になれ、失敗は成功の源、決断する勇気を持て。改めて学びました。

3.映画「杉原千畝」より
「あなたは知っていますか?激動の第2次世界大戦下。外交官として赴任していたリトアニアで、ナチスの迫害から逃れてきたユダヤ難民に、日本通過ヴィザを発給し、6000人もの命を救ったひとりの日本人がいたことを。その男の名は杉原千畝。」
(映画プログラムより)
「杉原さんがなぜヴィザを発給したのか。それをやれば自分が仕事(外交官)もなくすし、失うものは大きいわけです。その時自分ができることをやろうとしたんじゃないかと思うんですが、その真意は分かりません。…あの瞬間にヴィザを発給すると決断したのには、相当の勇気が必要だったでしょうね。しかも彼は何も見返りを求めなかった。そういう杉原さんの生き方を見直すことは今の日本人に必要だと思うし、この作品を観て自分たちは日本人なんだと、特に若い方たちが再認識してくれればいいなと思います。」(主演の唐沢寿明さん)
「歴史は繰り返すもの。だからこそ絶対に覚えておかなくてはいけないことがあると、今感じています。」(エグゼクティブプロジューサー奥田誠治さん)
 杉原さんは、岐阜県八百津町に1900年1月1日に生まれ、苦学の末、早稲田大学に進学し、在学中に外務省留学生に合格、1919年満州・ハルピン学院に留学します。その学院の初代校長・後藤新平の説く「自治三訣」が、杉原さんの生き方に大きく影響したのです。
① 人のお世話にならぬように
② 人のお世話をするように
③ そして報いを求めないように
 杉原千畝さんの生き方に深く共感し、これからの人生の指針にしていきます。

4.今月の論語の言葉
子曰わく、過ちて改めざる、是を過ちと謂う。(衛霊公第十五)    
どうぞ良い新年をお迎えください。  ありがとうございました。 高橋文夫拝