タカブン通信
業績のV字回復に向けて、新たな出発
2015年4月27日 社長通信224
1.はじめに
ようやく風薫る季節になり、長浜新川沿いの八重桜は満開、紅白のハナミズキも色づいてきました。新緑が心を弾ませてくれます。こんなときこそ、大自然と触れあい心身ともにリフレッシュして、明るく元気な毎日を過ごしていきたいものです。
2.今期を振り返って
第18期も後2ヶ月あまりとなりました。今期会社のショールーム化の実現をスローガンに掲げて、新社屋並びに資材倉庫の建設プロジェクトを無事完工することができましたのは、全従業員の皆さんはじめ地域の皆様、金子建築工業様、お客様、協力会社様、お取引先様、金融機関の皆様等のご協力ご支援の賜物だと心から感謝申し上げます。
そしてKZ法全社改善活動を柿内幸夫先生のご指導のもと、着実に実践していくことにより、より安全な職場と生産性向上を実現してきました。また新社屋の構造見学会や竣工式、完成見学会等を通して多くのお客様や関係者の皆様にご来社していただき、お客様へのおもてなしも見違える程に改善されてきました。今後も全社のショールーム化、即ちお客様から「シガウッドから製品を購入したい、多くのお客様を紹介したい、シガウッドと一緒に仕事をしたい、」といっていただける会社を皆さんとともに創りあげていきたいと思います。
3.業績に関して
今期業績は、売上高が前期比約15%の減少、営業利益は計上できない状況です。過去2008年9月のリーマンショック後不景気の長期化の影響を受けた第13期の年商14億9千万円以来、この減収減益の要因は、昨年の4月消費税が8%に増税された後、相続税対策でアパート・マンション需要は伸び受注拡大にはつながっていますが、わが社の東海地区における主力住宅販売会社様や地域ビルダー様の注文住宅および分譲住宅の受注の本格的な回復がないことです。従いお客様間での価格競争が激化し、自社の受注価格の下落か、逸注になりがちであること。その上、この1年間で為替が約20%円安になり、主木材であるカナダから輸入しているSPF構造材はじめ外材の土台材などの急騰が続いていること等が考えられます。
しかし一番の主因は、内にあること、即ち経営者を筆頭に社内の危機意識や会社の真の目的目標の欠如であることに私自身ようやく気づいたところです。所謂「ゆで蛙現象」に陥っていたと思うのです。
この時期会社組織と個人個人の現状を正視し共有して、また各部門各部署、皆さんお1人お1人の強みを再確認して、より磨き上げ、今後1年間で業績のV字回復を実現していきます。
4.未来を描く
私が考える経営の目的は、「全従業員さんとご家族の物心両面の幸福の実現と三方良し経営の実践」です。この目的を達成していくために、私自身残された時間を粉骨砕身、自分自身と会社変革に取り組み、希望溢れるシガウッドの未来設計を皆さんとともに語り合い、明確に描いていきたいと考えます。さあ新たな出発です。大感謝! 高橋文夫拝 忠恕