健康の三原則

2013年7月26日 社長通信203

1.はじめに
 日ごと声量が増す蝉時雨の中、猛暑にも負けない真っ白なむくげの花が、心を和ませてくれます。
 毎日真夏日が続きますが、適度な水分補給で熱中症を防ぎ、熱帯夜でも熟睡を心掛けて、心とからだの健康管理に努めていきましょう。

2.健康の三原則
 月刊誌致知8月号に安岡正篤氏の「健康の三原則」が紹介されています。
①心中常に喜神を含む(どんなことがあっても心の奥深いところにいつも喜ぶ心を持つ)
②心中絶えず感謝の念を含む
③常に陰徳を志す(誰も見ていないところで善行をする)
 またドイツの大文豪ゲーテは、「処世のおきて」と題し、「気持ちのよい生活を作ろうと思うなら」という前置きをつけてこのような言葉を遺しています。
 「済んだことをくよくよせぬこと
 滅多なことに腹を立てぬこと
 いつも現在を楽しむこと
 とりわけ人を憎まぬこと
 未来を神にまかせること」
 今ここに生きること、即ち一所懸命の中に楽しみや喜びを見い出していきたいものです。

3.Boys be ambitious
 先月、札幌で田舞塾が開催されましたが、早朝ランやウオーキングで北海道大学構内のクラーク博士の「Boys be ambitious」の碑を訪れるのが好きです。
 ここで紹介する話も、前述の「致知」に掲載の日本で初めてがん保険を販売したアフラック日本社の創業者大竹美喜氏と80歳にして、3度目のエベレスト登頂を果たした三浦雄一郎氏との対談のお話です。
 三浦氏が北大時代にこのクラーク博士の「少年よ大志を抱け」の精神を叩き込まれ、そのことが人のやらないこと、前人未到の挑戦をするという気概へと繋がっていたのではないかと話しています。また人生最大の師は、父親の敬三さんです。サインを求められると好んで「探求一筋」と記し、「諦める」という言葉を知らず、百歳を超えて入院した時も、痛いという言葉を一切吐かず、周囲の人に心からありがたいと感謝の気持ちを口にしていたということです。
 そして自分で夢をつくり、その夢を実現したい、目標を達成したいという思いを持つことが、人生を楽しくし、健康長寿を保たせる秘訣ではないかと説かれています。
 私たちも夢を描き、その夢に向かって精一杯毎日を楽しんで生きていきたいものです。

4.シガウッド大変革物語の始まり
 今期に入り、3次元加工機払出延長工事、床・屋根工場の作業工程の変更等を皮切りに工場レイアウトの大改造工事がスタートしました。全社的改善活動(KZ法)の具現化です。慣れ親しんだ方法や前工程の都合で作りこんで仕掛品を溜め込むやり方から脱却して、7つのムダを徹底的に排除して、「流れを止めない、ボトルネックをつくらない」ことにこだわって、大変革に挑戦していきましょう。
 また8月には、自動墨付け機や壁パネル生産ライン等を移設し、1つの住宅工場に集約し、生産性10%アップを実現する工場に生まれ変わります。パレット事業部もコンパクトに新たなチャレンジをしていきます。さあ大変革物語の始まりです。感謝!高橋文夫拝