タカブン通信
生きる勇気
2013年4月26日 社長通信200 <生きる勇気>
1.はじめに
ゴールデンウィークを前に、花冷えも解消し、新緑が眩しい春風薫る季節になってきました。今月は、3人の新入社員や中国最北部の黒龍江省から3人の実習生を迎えて、私たちも緊張感をもって、フレッシュな仲間とともに、昨年から今年、そして今年から来年へと成長していきたいものです。
2.今後の方針
さて5月の連休を挟んで、今期の振返りと来期以降の方針、戦略を検討していきます。即ち柿内先生のKZ法の課題から工場レイアウトの大幅な変更や事業内容の見直し、新しい事業分野のスタートなどに取り組んで参ります。並行して、現事業内容や今後の事業展開に即した組織改革を実施していきます。また新社屋建設は、来期中の竣工を目指して進めていきます。
また全体朝礼や『13の徳目コーチング型朝礼』の進め方等についても見直しをしていきますので、ご理解ご協力をお願い致します。
3.百田尚樹著『海賊と呼ばれた男』
この本は、大手石油元売会社の出光興産の創業者である出光佐三氏をモデルにした小説で、今年の本屋大賞第1位を受賞しました。
私も昨年晩秋、田舞塾でともに学ぶS社長からこの本の紹介を受け、深い感銘を覚えました。この21日のNHK・BS1ビズプラスサンデーでも著者とのインタビューが紹介されました。「こんなボスの下で働きたい、」「こんな社長の下だったら、いくらでも働ける、」という若者の読後感想が多々あります。出光佐三氏は、戦前戦中、中国始め東南アジアで石油販売業を成長発展させたが、敗戦とともに一挙に資産のほとんどを失う。それでも「1人でも首にはしない、」と宣言して、自らの私財を投げ打って、当時千人近くいた社員を1人もリストラしないで、人生最大の危機を乗り切った人物です。また目先の企業利益を追うのではなく、長期的に日本の利益になるのかを常に考えて決断し、行動を貫き通し、現在の出光興産を築きあげたのです。
作者の百田氏は、『地道に一所懸命働くということが、本当は素晴らしいことなんだ。そして仕事は、実は辛くて、汗水垂らして働くのが一番大切なんだ、』というメッセージを若者に伝えています。
また涙なくして読めない感動のデビュー作『永遠の0ゼロ』が、ベストセラーになっています。この本では宮部少尉(零戦特攻隊教官)の真実を解き明かし、「人は誰のために生きるのか、」を現代に問うたものです。
百田氏の小説の使命は、現代社会で頑張って生きている人たちに、『生きる勇気と喜び、希望を与えることだ、』と述べています。
私たちも今、そしてこれからの仕事で生きる勇気と喜びを感じ合い、希望を持って世のため人のために働いていきたいと思います。
4.ゴールデンウィークに向けて
先日、伊與田覚先生から、『親とは、木の上に立って、子を四六時中見守ることだ、』と学びました。子育て中の従業員さんは、是非普段以上の親子の関わりを持って、楽しいリフレッシュ休暇にしてください。ありがとうございました。高橋文夫拝