心と体の健康

2013年2月27日 社長通信198 <心と体の健康>

1.はじめに
 東北・北海道では、記録的な豪雪に見舞われています。しかし、ここ長浜では盆梅展が賑わいをみせ、あちらこちらから梅花の便りが届くようになり、これからは厳しい寒さも徐々に緩んでいくことでしょう。
 今日本国民にとってとても気になることは、中国大陸からの越境大気汚染の影響で、微小粒子状物質(PM2.5)が西日本で基準値を超える傾向にあることです。これからは、このPM2.5に加えて、黄砂や花粉症で悩まされる季節になりますので、インフルエンザ予防とともに、自己管理に努めたいものです。

2.今後の業績動向
 結論からお伝えしますと、4月以降仕事量は増加しますが、資材の高騰が価格転嫁できなければ、減益になります。即ち2x4住宅構造材の主資材であるSPFは、現在、昨年の安値から40%の値上がり、今後更に20%の先高が予想されます。因みに40坪の住宅の木材が20m3使用すると、資材費が1m3当たり約1.5万円のアップになり、30万円のコストアップになります。従って、製品価格は、5月のゴールデンウィーク以降の需要期には、坪@7.5千円のアップが必要になる訳です。
 今後、樹脂や鉄製品など副資材に関しても、軒並み値上げしてくることが予想されます。お客様には、誠心誠意丁寧にこの現況をご説明し、ご理解ご協力を仰いでいかなければ健全な事業の継続は出来ません。私も経営責任者として営業担当者とともに行動していく覚悟です。

3.個人面談報告
 昨年から実施してきました個人面談を通して、改めて皆さんおひとりおひとりのご意見を真摯に聴くことの大切さと、今後の方針やビジョンを分かり易く語り続けていくことの重要性を痛感しました。いくつか面談に対する改善内容を述べます。
① 一部の部署で発生した超過勤務については、今後時間管理に努め、各部署連携をとって仕事の平準化や業務配分の見直しを図っていきます。また有給休暇のとり易い職場環境を創っていきます。
② 健康診断のフォローを会社の責任として確実に実施し、従業員さんの心と体の健康の維持と向上を目指していきます。
③ 工場内や建築現場の安全パトロールや5S、品質確認は、計画的に実施し、全部署から従業員が交替で参加して、業務に活かしていきます。
④ 新入社員の成長を促進していくために、各部署リーダーが協力しながら、OJT、OffJTのPDCAサイクルを廻していきます。
⑤ 新社屋建設や今後の経営方針など、よりタイムリーにお伝えしていきます。

4.新社屋建設について
 新社屋の建設に向けて、昨年より設計の高木さんを中心に、検討を進めて参りました。その中で、先日恵那の金子建築工業の金子社長を訪問し、昨年竣工された『東濃型ゼロ・エネルギー木造住宅』を体験しながら、数々の助言を得ることができました。そして、再度基本設計を見直し、2X4工法でゼロエネルギー化を実現する先進的で魅力的な新社屋を建設していきます。 ありがとうございました。高橋文夫拝