タカブン通信
決して諦めない
2011年12月27日 社長通信184
1.はじめに
一瞬にして生死、明暗を分けた東日本大震災と福島第一原発事故に象徴される激変・激動の2011年も終わろうとしています。また、このクリスマス寒波で今冬初の積雪になりましたが、労災や交通事故なしで、皆さんとともに心身ともに健康な年末を送りましょう。
2.誕生という奇蹟
私は、先日研修先の大阪で59歳の誕生日を迎え、この世に生を得させていただいた両親に感謝の便りを送りました。
以前何度か生命の奇蹟のお話を伺って感銘を受けましたが、改めて人間学を学ぶ月刊誌「致知」1月号に掲載されました藤尾秀昭編集長の言葉をお伝えします。
「私たちは1人の例外もなく父と母があることによってこの世に生を得た。その父と母にもそれぞれ両親がいる。それをさかのぼっていけば、どうなるのか。十世代で1024人である。二十代で104万8576人。三十代では10億7374万1824人。四十代さかのぼれば、1兆995億1162万7776人。想像を絶する数になる。この祖先の命が1回も途切れずに今日に生きているのがあなたの命であり私の命である。 …… またこの世に自らの意思で生まれてくる人は1人もいない。 …… 人は誰しもこの悠久の宇宙の中でただ1人、1回限りの命を生きている。まさに奇蹟の命であり、人生である。」
新入社員の皆さんにもお伝えしていますが、誕生日は周りの人に祝ってもらう日ではなくて、大切な親に「私を生んでくれてありがとう」と感謝の言葉を捧げる大切な日であると思うのです。そして、ゆめゆめ逆縁即ち親より先に命をなくすことのないように奇蹟の命を大切にして、価値ある充実した人生を送っていきたいものです。
3.伸びるリーダー・伸びる経営者
この22日、第18期起業家養成スクールの閉校式があり、関東から九州の馳せ参じた15名の後継経営者が1年間のハードな研修を修了しました。田舞代表の記念講演では、伸びるリーダー・伸びる経営者を「あいうえお」で分かり易くまとめられました。諦めない、ありがとうの言葉が多い、明るく考える、意気に感じて生きている、運が良い、縁を大切にする、恩を忘れない。何よりも諦めない・ネバーギブアップは、成功の要諦です。
4.2011年を振り返る
2011年は、「5S元年―仕事の基本に立ち戻って、自己変革に挑戦しよう!」の年頭所信でスタートしましたが、この1年間、自社の印象に残るグッド&チェンジを選んでみました。
① KZ法(全社的な改善活動)の実践
② 7名の新入社員の入社と教育訓練の実施
③ 魅来プロジェクトチームの企画運営を中心にシガウッド祭りの開催(7月30日)
④ 第15期上半期売上高10億円突破(創業以来半期ベスト売上)
⑤ 免疫住宅(FFC処理加工)セミナーの開催
⑥ 4組の従業員さんのご結婚
⑦ 第65回長浜市民駅伝大会 3位初入賞
⑧ 職場対抗ソフトボール大会初出場 4位
このような変革と創造の取り組みや、チームワークの結集を通して、どんな外部環境の変化にもびくともしない三位一体経営即ち営業部・製造部・総務部および社長力・管理力・現場力一丸となったありがとう経営をより一層新化・進展していきたいと思います。
では、ご家族の皆様とともに輝かしい希望溢れる新年をお迎えください。今年1年間ありがとうございました。 高橋文夫拝