従業員の幸せとお客様の幸せ

2010年7月27日 社長通信167

1.はじめに
 各地に豪雨と災害をもたらした梅雨から一転して、猛暑の毎日です。また熱帯夜続きで寝不足になりがちですが、熱中症には十分に気をつけて、労災事故ゼロでこの夏を乗り切っていきましょう。

2.今期の方針について
 7月から第14期がスタートしましたが、当初の木材・合板など原材料の高騰の中、1ヶ月ごとに売上・利益目標を確実に達成して、半期及び通期の成果をきちんと出していきたいと思います。その為には、各部門、各人がコスト意識を持って仕事に取り組み、毎日の目標を必ず達成していくのだという、強い意志とチームワークが必要です。
 そして会社に出社することが楽しい、毎日の仕事がイキイキ、ワクワク、ドキドキするような職場にしていきましょう。

3.EH(従業員の幸せ)・CH(お客様の幸せ)
 この8日から9日に龍馬伝で賑わっている高知市のネッツトヨタ南国さんと四国管財さんから学ぶCS先進企業視察ツアーに参加してきました。ビルメンテナンス業の四国管財の中澤清一社長もネッツトヨタ南国の横田英毅相談役から学び実践しておられる優良企業です。
 横田さんは、新卒の採用面接時に、学生に何回も「君は、何のために働くのですか?」と質問します。仕事、働くことの目的を考えてもらうことを大切にしています。また「一番大切なことは、一番大切なことを、一番大切にすることである、」と力説されます。そして従業員満足(ES),お客様満足(CS)の向上を目指す経営が一般的ですが、従業員の幸せ(EH)即ち仕事にやりがいを感じることが経営の目的であり、その実現がお客様の幸せ(CH)につながり、その結果として業績向上になるのです。
 また満足、不満は損得の物差しで、共感・尊敬・驚き(想定外)が感謝・感激・感動を呼び起こし、この感動経営が経営の目的であると学びました。言を変えれば、まず自分を大切にし、相手を大切にする。そうすれば回りも、社会も良くなる。結果的に業績につながる。正に近江商人の教え「三方よし」です。私たちは、近江の長浜で仕事させていただいていることに誇りを持って、業界のプロとして恥じないやりがいのある仕事をしていきたいものです。

4.成長企業の要因
 今月の田舞塾で、経営ジャーナリストの疋田文明氏より、この不況下でも成長し続ける要因を学びました。
①生産性が高い企業。即ちムダを徹底的に排除し、限られた経営資源を有効活用、全員経営のやる気集団である。
②営業力の強化。お客様、業界を徹底的に研究し、己を知って相手を知る。お客様から頼られ信頼に応え続ける営業。
③顧客創造と顧客感動の徹底追求。
 我が社の目指す課題も同じです。 皆さんとともに前向きに取り組んで参りましょう。
 ありがとうございました。高橋文夫拝