タカブン通信
コア・コンピタンス経営
2010年3月25日 社長通信163
1.はじめに
この21日の朝、日本中を中国の黄砂が覆いつくし、名古屋や大阪では、ソメイヨシノ桜が開き始め、庭先の沈丁花の甘い香りとともに春はすぐそこまでやってきています。しかし今週は底冷えのする毎日で、季節の変わり目は、特に風邪に気をつけ、体調管理に努めたいですね。
2.仕入状況
今期も後3ヶ月になりましたが、カナダ産SPF材やNZ松、チリ松、道産唐松、杉梱包材および国内針葉樹合板等主資材の値上がりの中、お客様とのコミュニケーションを確実にとって、より一層のご理解をいただいてご満足を提供していきましょう。そして、全社一丸となって経営理念を実践して、今期の品質目標を達成していきたいものです。
3.コア・コンピタンス経営を目指して
20日、日創研主催コア・コンピタンス経営発表大会が開催されました。コア・コンピタンス経営とは、「競合他社が真似できないような独自の技術やノウハウ、資産、あるいは圧倒的な優位性を持つ事業分野を持つ経営」をいいます。今回コア・コンピタンス経営を実践されている3社の事例発表があり、また鹿児島の今別府産業㈱の今別府社長は、お客様から「やっぱりこの会社だね、」と言われる自社独自の技術やスキル、ノウハウを身に付けた経営であると説明されました。更に田舞代表は、マネジメントの父と称されるドラッカー氏の言葉として、お客様の利益を第一に考える経営、つまりお客様に与える利益がどこよりも高い経営であると解説し、中小企業は、決して価格競争に巻き込まれることなく、自社独自のコア・コンピタンス経営を全社運動として築き上げることが大きな課題であると力説されました。このコア・コンピタンス経営ができれば、自社商品やサービスが好不況関係なく、お客様から圧倒的に支持され、好業績をあげ続け、成長発展していくことになるのです。
まず我が社の強み弱みを再確認して、コア・コンピタンスは、何であるか、また何をコア・コンピタンスに育てていくのかを、皆さんとともに議論し、理解浸透して、コア・コンピタンス経営を目指していきます。
4.ふるさと考
【兎追いし かの山 小鮒釣りし かの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき ふるさと
如何にいます父母 恙無しや友垣 雨に風につけても 思い出ずる ふるさと
志を 果たして いつの日にか 帰らん 山はあおき ふるさと 水は清き ふるさと】
(作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一 「ふるさと」)
22日、名工大合唱団創立55周年演奏会が我が第2のふるさと名古屋にて開催され、76歳の大先輩を筆頭に全国から集った72名のOBと我が妻はじめOB家族、旧友の合唱を愛する41名のOG、計113名のこのアンコール曲「ふるさと」の大合唱は、とても感動的でした。改めて家族、友人、湖国ふるさとを大切していきたいですね。
ありがとうございました。高橋文夫拝 忠恕