タカブン通信
2010年所信「日本一ありがとうを言っていただける会社を目指そう」
2010年1月5日
1.元旦のことば
新年あけましておめでとうございます。2年続きの年末年始寒波のお正月になりましたが、希望溢れる元旦を迎えられたことと思います。
ところで、昨年前半は、厳しい経済環境が続く中、私たちが経験したことのない我慢また我慢の半年間でした。しかし、7月より心機一転、安全管理とお客様の満足向上を最優先に、厳しい売上・利益目標を立て、全従業員一丸となって業務に努めて参りましたお陰で、減収ながら利益を確実にあげられる筋肉体質の経営に変革しつつあります。今年も気を緩めることなく、お客様と皆さんの声を真摯に受けとめて「ありがとう経営」の更なる推進に全社で取り組んでいきます。
さて今年の元旦の言葉として、昨年暮れ、手にしましたわが師のお1人である木野親之様の著書「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日―この時代をいかに乗り切るか」からご紹介いたします。
「夢は実現してこそ本当の夢 ― 元旦!何という清らかな希望の夜明けであろうか。この1年は、私のために、みんなのために、与えられた成功への平等のチャンスです。夢は強き一念で、必ず実現出来るものです。夢は実現してこそ本当の夢だと幸之助は言っていました。この1年は生成発展の年、前進の年になると祈り切れといつも言われていました。」
皆さんお1人お1人の初夢は何でしょうか?私の夢は、巻頭にしる記させていただきましたように、「日本一お客様からありがとうを言っていただける会社に成長しつづける」ことです。昨年暮れに、京都の素晴らしい理念の2x4住宅会社の業者会忘年会が開催されましたが、その会社の経営目標は、「日本一お施主様からありがとうを言っていただける会社になろう」です。その時に頂戴しました当社に対する熱いメッセージをお伝えします。
「お家の材料の品質、強度は、シガウッドさんの『眼』と『手』に懸かっています。これからも、その確かな『眼』で適切な材料を選別し、『手』でお施主様が安心して暮らせるパネルを作ってください。」
このようにお客様のご満足とご期待に応えていくために、全従業員の皆さんとともに更に切磋琢磨して品質と技術力の向上を目指して、成長発展していきたいものです。
2.2010年の経営方針
昨年に引き続いて今期の品質方針・目標を経営目標の骨格として実践し、PDCAサイクルを確実に廻していきます。その重要ポイントは次の通りです。
1)安全で快適職場の実現
①安全教育と5Sの徹底で労災事故ゼロ実現
②改善提案から創意工夫へ更なる前進
③自主的・積極的な学びの推進
2)高品質の営業・生産体制の確立
①お客様の要望に応え、期待を超える営業・生産活動の実現
②クレームの低減と再発防止の徹底
3)業績目標の達成と新商品・新サービス・新事業の開発
①数値目標の進捗管理の徹底
②人財と設備能力を最大限活かした「ものづくり」の実現
③未来事業、サービスの開発と挑戦
以上、今期後半も毎月、毎週、毎日の目標進捗管理を確実に実施して、達成していきましょう。
さて、この元日から新長浜市が誕生しました。新たに東浅井郡の2町、伊香郡の4町の6町が加わり、人口12万4千人、面積680km2のビッグな豊かな自然と歴史遺産を背景に、未来に大きな可能性を秘めた私たちが誇りうる魅力ある湖北地域です。この素晴らしい経営環境に心から感謝し、皆さんお1人お1人と手を携え、近江商人の三方よしと進取の精神を受け継いで、地域の活性化に貢献していきます。そして、私も経営する者の使命として、皆さんの心と生活の満足の向上を目指して、「昨日の朝顔は今日咲かない」を肝に銘じ、一日一日を大切に精進して参ります。
日本一お客様やお取引様、地域の皆様からありがとうを言っていただけるシガウッドを創っていきましょう。そして、社内でありがとうの言葉が飛び交う明るく元気で笑顔一杯の会社を創りましょう。
ありがとうございました。高橋文夫拝 忠恕