努力は誠実

2009年11月27日 社長通信159

1.はじめに
 深まる晩秋、彦根城内の可憐な二季咲き桜が満開となり、何かと慌しくなってきました。新型インフルエンザも長浜市域では峠を越したとはいえ、年末にかけて寒さ増す中、全従業員が原則マスク着用で感染予防に努めていきます。

2.業務状況
 厳しい経済環境の中、年末年始は例年と同様に注文をいただいていますが、来春以降の仕事を確実に受注していけるように、お客様の動向を的確に掴んで、製販一体となって高品質で納期厳守のものづくりに誠実に取り組んで参りたいと思います。皆さんの毎日の努力に心から感謝するとともに、更なるチームワークの発揮とホウレンソー、確認作業の徹底をお願い致します。
 私も今期は、お客様の業務状況や経営方針を直接把握するために、住宅・パレット営業担当者との同行営業を積極的に実施しています。先日もパレット営業担当と関東のお客様を訪問してきましたが、営業対応力や製品に対する高い評価をいただいており、今後もお客様の期待を裏切ることなく、期待を超えるものづくりに徹していきたいものです。

3.長期優良住宅について
 この13日、木材協会長浜支部の研修会で、岐阜県恵那市の金子建築工業さんを訪問してきました。金子社長とは同年で、日創研の研修でも2年間ともに学んだ大切な友人ですが、現在東大大学院の博士課程で最先端の木造住宅の高断熱・省エネ快適住宅を実証開発している日本内外の住宅建築専門家や学者から注目されている傑出した人間です。
 「いいものをつくって、きちんと手入れして長く大切に使う」長期優良住宅とは親から子、その次の世代へと住み続ける家。長寿命な家を実現することで、廃棄物の発生やCO2削減が可能になります。地球環境のためにも、長寿命な家こそこれからの時代のニーズに叶うものです。彼の信念は、東濃地域の地域密着・自立型木材産業の活性化と価格決定権が持てる脱下請経営の確立にあります。
 2x4住宅も木造住宅の1工法として長期優良住宅の推進に貢献していく使命があり、将来ビジョンの一つとして、湖北・湖東地域の魅力ある街づくりに貢献できる住宅会社を目指していきたいと考えます。

4.松井秀喜選手からのメッセージ
 今月日本人を最も勇気づけたのは、松井選手のワールドシリーズMVPです。
「悔しさをパワーとして次に生かせる事が大切なこと。うまくなるためには単調な練習も苦にならずできること。努力は誠実だ」(日経新聞より)可能思考が明日を切り拓きます。何事にも誠実に、そして前向きにチャレンジしていきましょう。ありがとうございました。高橋文夫拝