笑いと寛容

2009年8月27日 社長通信156

1.はじめに
 例年になく遅れてやってきた夏も、日中の残暑は厳しいですが、日没後の涼風にのって聞こえてくる虫の音の高まりから秋の気配を感じる今日この頃です。
 さて新聞、TV等のマスコミでも大きく取り上げられ、朝礼でもお伝えしていますが、再び新型インフルエンザが大流行の様相ですので、十二分に気をつけたいものです。手洗い・うがいの励行や、人込みを出来る限り避けて、マスクの着用を心掛けるなど予防の基本を改めて徹底していきましょう。そしてストレスを溜めないで、安眠と食事管理に努めて自身の免疫力の低下を防ぐことが肝心です。

2.ISO維持審査について
 この20~21日にISO9001の2008年版への移行維持審査を実施し、2件の要観察を除いて、無事終了しました。品質ISOを2001年11月に認証取得して8年になりますが、我が社の品質方針・品質目標は、その年度の経営方針・経営目標であり、各部門方針・目標への落とし込みと個人目標のPDCAサイクルの確実な進捗管理が、皆さんの努力で、徐々に成果につながってきていると思います。
 今回指摘のあった顧客クレームに対する原因を、何故発生したかという発生原因と、その発生が何故お客様に到達したかという流出原因に分けて分析しその対策を講じていく事が必要です。また、この7月よりPL保険(生産物賠償責任保険)に加入しましたが、当社の製品がお客様の使用状況により、リスクが発生することを事前に予測して、お客様との仕様確認や契約項目を営業活動報告書や打合せ議事録等で明確に記録して、クレーム防止やリスク回避を確実にしていきます。
 また審査員さんからは、当社がISOを目標管理や品質管理のツールとして活用し、会社方針や考え方が従業員の皆さんにしっかりと理解され浸透されていると高い評価をいただきました。まだまだ課題は沢山ありますが、まずお客様にご迷惑をお掛けすることなく、安心してお使いいただける製品づくりに邁進していきたいと思います。

3.笑いの効用について
 先日の日経新聞の交遊抄で、三村青森県知事が、中国で交流のある遼寧省の張省長との懇談から、人間関係で大切なことは、笑い(笑顔)と寛容さであるといっています。笑う門には福来るという諺もあり、適度にストレスを発散させて、笑いと心の寛容さで心身ともに健康な人生を送りましょう。ありがとうございました。高橋文夫拝