タカブン通信
因果倶時
2009年3月27日 社長通信151
1.はじめに
彦根城内濠のソメイヨシノ桜の蕾が、もうほころびかけてきましたが、今月末は寒の戻りで冷え込んでいます。季節の変わり目ですので、体調管理に努めましょう。私は朝晩の鼻うがいも大分慣れて、調子がよさそうです。
さて、景気が低迷する中、第2回WBCで日本が韓国を破り、2連覇を達成し、国民に感動と勇気を与えてくれました。日本中から期待という重圧と幾多の苦難を乗り越えての栄冠は、日頃の努力の積み重ねと全員野球のチームワーク、目標達成に対する強固な執念、そして何より感謝する心の大切さを改めて教えていただきました。
また、私もこの22日に開催されました第3回東京マラソンに、1万3千人のボランティアの方々や観衆の大声援、皆さんのお陰で、3万5千人の参加者とともに運よく走ることができ心から感謝しています。今回でフルマラソン完走も38歳から始め通算63回となりましたが、毎回20km以降は自己との戦いで、3時間58分のゴールまで耐え抜くことが出来、改めてネバーギブアップの精神の大切さを体感致しました。
2.現況について
3月度は住宅部門においては、過去にない減収となり、今月前半、製造部や構造設計、製作指示書作成グループでは約1週間臨時休業を取って、中小企業緊急雇用安定助成金を申請しました。また来月上旬の3日間、製造部ではリーダーを中心に6名玉掛け技能講習に参加します。当面の受注回復までには、まだ2~3ヶ月掛かりそうです。今後も受注状況に応じて速やかに業務計画を作成実行して、仕事の内製化も含めて柔軟に取り組んでいきます。
3.お客様満足度調査について
年当初から実施してきましたお客様満足度調査は、84社(回答率84%)から貴重なご意見ご要望をいただきました。心より感謝申し上げるとともに全社員真摯に受け止めなければなりません。アンケートも2003年度から6年間実施していますが、今回も価格協力や製品精度・品質面、および営業提案力などに対するご要望やご叱責を多くいただきました。過去の調査結果に対するPDCAサイクルが確実に廻せていない点も多々あり、改めて現在各部署で改善計画を検討しており、速やかに実践して、お客様との信頼と信用と絆をより厚く構築していきます。厳しい経済環境の中、皆さんとともに前向きに可能思考で意識改革をし、自主的積極的に改善改革に取り組んで参りましょう。
4.因果倶時
この「因果倶時」は、ドトールコーヒーの創業者で現名誉会長である鳥羽博道氏の座右の銘で、先月1ヶ月間、日経新聞に掲載された「私の履歴書」で知り得た言葉です。また社内勉強会で学んでいます「理念と経営」4月号にもありますが、「原因と結果は必ず一致するという釈迦の言葉で、現在の自分は過去の積み重ねの中にあり、将来の自分がどのようになるかと考えるなら、1日1日の積み重ねの中に将来の自分がある、と理解した。‥‥私はこの言葉を忘れないように紙に書き、会社の机の横に貼り、今日1日が将来に繋がるのだと自分に言い聞かせ、仕事に打ち込んできた。」1日1日真剣に生きていきたいものです。
ありがとうございました。高橋文夫拝