タカブン通信
感謝・誠実・元気
2007年11月27日 社長通信135
1.はじめに
今年は、例年になく冬の訪れが早く、紅葉と伊吹山の雪景色が、冷え込んだ早朝の青空をバックに美しく輝いています。気象庁の3ヶ月予報では、日本列島に厳しい寒さをもたらすとされる「ラニーニャ現象」や、列島周辺の大気の循環、日本海を北上する対馬暖流の高水温等の影響で、12月は寒気の南下で年末寒波と大雪が懸念されます。これから仕事の繁忙期を迎え、資材や製品の管理と運送対策に十分な準備をしていきます。
また、インフルエンザの流行の兆しもあり、うがいと手洗いを励行して、十分な休養をとって、心身ともに健康な年末年始を迎えましょう。
2.社員満足度調査アンケート結果について
さて、先月実施しました社員満足度調査アンケートを総務部で集計グラフ化して掲示しました。また、現在の仕事や、チームワーク、リーダーシップ、コミュニケーション、及び人事制度・福利厚生等について、皆さんから多くの貴重なご意見をいただきありがとうございました。アンケートの中で、当社の勤務に対して、40名中37名の従業員さんが、満足、またはどちらかというと満足という結果がでましたが、今までの皆さんの努力と目標管理が業績向上に反映し、全社一丸体制の仕組みができるようになってきたからだと思います。しかし、安全意識の欠如をはじめ、人事評価制度の不明確さ、上司・部下間のコミュニケーション不足や部署間の協働体制不足、また教育訓練のPDCAサイクルが確実に回っていない等、改革、改善していかなければならない問題点や課題が山積しています。今後、緊急度、重要度を十分に検討して、出来るところから実施して、風通しのよい社風や働き甲斐のある職場づくりに努めていきますので、今後も忌憚のないご意見、ご提案をお寄せ下さい。
3.今月の仕事の状況について
住宅部門は、改正建築基準法の影響もありますが、確認図面の遅れや基礎工事のトラブル等で、建築着工が次月に遅延する物件が多数発生し、低迷しました。しかし、確認申請の遅れも徐々に緩和され、年末年始の需要期と重なり、12月度は、上棟確定物件が工程上100%詰まっており、お客様に対して、納期の延期とパネル図面の早期確定をお願いしているところです。この現状の中皆さんの協力を得て、残業や休日出勤等全社挙げて増産体制をとって、極力お客様のご要望にお応えしていきたいと考えます。
ところで新設住宅着工数の激減による住資材需要低迷を改正建築基準法だけのせいにするのは問題の本質を見誤った見方であり、既に住宅需要の縮みは始まっており、来春以降今期の目標を達成していくために、お客様の立場にたった営業活動と更なる生産性向上が求められるところです。
パレット部門は、売上目標を何とか達成していますが、今後輸出用パレットの受注等を含めて内部付加価値を高めて、粗利益額の確保を確実にしていきます。
「驚(サプライズ)」の2007年も後1ヶ月となりました。感謝・誠実・元気を当社の合言葉として、全員で乗り切っていきましょう。
ありがとうございました。 高橋文夫拝