謙虚で誠実に

2006年11月27日 社長通信123

1.はじめに
 今年も後1ヶ月あまりになり、日の入りが随分早まり、気忙しくなってきました。寒暖の差も大きいようで、風邪や体調を崩さないように気をつけたいものです。特に自然治癒力や体を守る免疫力を高めるために、①腹八分の食事、②適度な運動、③体を温める、④ストレスをなくす(質のよい睡眠、笑い、趣味)等を心掛けて、健康な状態を維持して、病気になりにくい体質をつくりましょう。
 さてこの3日には、恒例の第60回記念長浜市駅伝競走大会が浅井競技場周辺で開催され、我が社も2チーム8人が参加しました。今年は一般参加が8チームと少なく残念でしたが、我がAチームは、中国研修生の宋さんの力走のお陰で5位となり、Bチームも少しタイム差は出ましたが、初出場の東森さんや馬さんも最後まで諦めないでタスキをつないで、声援を送っていただいた大勢の中学生の選手や会場の皆さんにシガウッドの若さと活力をアピールできて、爽やかな1日でした。

2.今月の課題について
 住宅部門では、値上げもお客様に徐々に浸透し、年末から来年にかけての受注や商談物件を、月2000坪以上抱えています。しかし、安定した配送の確保や12月から針葉樹合板の10~15%の値上げや出荷制限等の課題を解決していく必要があります。
 一方、パレット部門では、合板加工品の受注減と南洋材製材品や現在客の木パレットの売上減少が大きくなっています。また北海道唐松製品も針葉樹合板への需要増大の影響と輸送費の高騰で徐々に値上り、継続的にお取引先との価格交渉や安定的な供給を確保していきます。なお南洋材製材については、在庫の原木を目処に撤退して、マレーシアからの現地挽や国内挽製品で対応していく予定です。とにかく、引き合い物件の受注に向けての粘り強い営業と同行営業を心掛けていきます。

3.お客様満足度調査結果について
 この9月に実施しましたお客様満足度調査結果の分析から、重点課題が次の3点に絞られます。
① 営業の質の向上。つまり、お客様にとって有効な技術や市場、資材の動向等の情報提供と営業提案力の強化です。
② 品質の原点に戻る。この17日にISO9001の3年更新後4回目の維持審査を終えましたが、ものづくりの原点である適正品質の安定を実現するための各工程の技術レベルの向上とチェック機能の強化です。
③ 適正価格の実現。常に新鮮な資材価格や業界情報を提供し、お客様のご理解をいただくとともに、全体最適とローコストオペレーションシステムを確立していくことです。
 仕事の原点は、お客様のニーズにお応えして、お役立ちになっていることです。そして皆さんとともに、常に謙虚で誠実に仕事に取り組んでいきたいものです。
 ありがとうございました。 高橋文夫拝