時間管理

2006年8月25日 社長通信120

1.はじめに
 新たな高校野球ファンを生み出し、感動のドラマを真摯に演じきった早稲田実業と駒大苫小牧高校の歴史に残る熱闘と興奮の甲子園から、私たち大人は多くのことを学びます。弱点の克服のための日々の努力・鍛錬の積み重ねの大切さ、チームワークを築くために自分の役割を自覚し着実に実行する勇気、逆境にも負けず物事を前向きに捉える明るさ、そして何よりも最後の最後まで決して諦めない精神力。人間、努力する姿は美しいものです。
 さて毎日酷暑が続きますが、赤トンボが飛び交い稲穂が目立つようになり、後1ヶ月あまり涼風を待ち、夏バテを克服しましょう。

2.信頼と信用について
 先日、ある住宅現場で副資材が不足したため、急遽クレーム対応で配達したのですが、反対に大工さんから嬉しいお話をしていただきました。「最近営業の山崎さん元気ですか。以前担当してもらっていた時には、建て方では、山崎さんは、我々大工以上に段取りよく動き回って手伝ってくれるので、私も彼以上に頑張らなくてはいけないと思って、普段より張り切って仕事をしましたよ。勿論これからも気心が知れた信頼できるシガウッドさんと付き合っていきたいですね。また、シガウッド専属の運送会社の運転手さんも対応がいいので、助かります。」
 また、最近松原さんから営業担当を引き継いだ東森さんも先日からお客様のクレーム対応に、橋本さんや先輩のアドバイスを受けながら一所懸命に取り組んでいる姿に頭が下がります。今後は、クレームの原因分析を確実にして再発防止と、お客様の信頼と信用を再度構築していくように全社で取り組んでいきます。

3.時間管理について
 「マネジメントの父」とも呼ばれ、世界最高の経営思想家であるピーター・F・ドラッカーは、「汝の時間を知れ」という言葉を残しています。~成果をあげる者は、仕事からスタートしない。まず時間が何に取られているかを明らかにする。次に時間を管理すべく自らの時間に対する非生産的(ムダ)な要求を退ける。そして最後に、そうして得られた自由になる時間を大きくまとめる。従って時間を記録する、整理する、まとめる、の3段階にわたるプロセスが成果をあげるための時間管理の基本となる。~
 仕事の生産性向上のために時間という万人共通の有限な経営資源を見直したいものです。  社長通信も今月で120号、10年間発行させていただきました。これからも経営者としてより一層研鑽を積んで参ります。ありがとうございました。
   高橋文夫拝