タカブン通信
忠恕-誠と思いやり
2006年2月27日 社長通信114
1.はじめに
24日の朝は、イタリア・トリノからの荒川静香選手の金メダル獲得の知らせで、暗く沈みがちな日本中を沸きかえらせました。荒川選手は、「信じられません。メダルも取れるとは思っていなかったので、本当にびっくりです。1つのミスがありましたが、楽しく滑ることができたので。それがよかったと思います、」と、言っています。プレッシャーをはねのけるだけの厳しい練習や自己との戦いから得た自信と無欲の優勝だと思います。
ところで、10日の朝、長浜市民いや全国民に、2名の園児の尊い命が奪われるという衝撃的なニュースが入ってきました。いまだに信じることが出来ない悲しい事件ですが、私のマラソンロードは、現場の1本南の農道ですので、この道を走る限り、決して忘れることはないと思います。この事件を教訓として、家族や職場、地域社会における人間関係のあり方や、コミュニケーションのとり方を見直しすることが大切です。常に「忠恕(誠と思いやり)」の心を持って、相手と関わっていきたいものです。
2.業績アップについて
今月より全社で具体的な目標金額を挙げて業績アップに取り組んでいますが、とにかくムダな物、作業、時間は徹底的に省き、有限の時間、場所、物を徹底的に有効に活用しようとする習慣化を一人一人に意識付けすることが大切です。これも定着するまで何度も繰り返し繰り返し諦めないで言い続け、やり続けていきましょう。
3.我が社のビジョン
今年より「理念と経営」カレンダーを事務所に掲示していますが、今月のテーマは、「ビジョンを明確にして経営しよう、」です。では、シガウッドのビジョンは、何か?残念ですが、まだ明確に皆さんにお伝えしていません。しかし、1997年6月に株式会社を設立して10年目を迎えるにあたり、2x4住宅パネル製造を中心とした住宅部門と木パレット製造や合板加工品、鉄ラック、樹脂パレット等の物流関連製品販売の物流部門の2事業が確立してきました。
早朝のシンキングマラソンで、ビジョン、ビジョンと呪文の如く唱えているうちに、最近私の脳裏にビジョンが明確に焼き付いてきました。即ち、世のため人のためになる仕事を通して成長発展して、物心両面の幸福を実現する。そして、その仕事とは、住宅事業では、2x4住宅パネル製造の徹底的なローコストオペレーションシステムの確立と、将来湖北・湖東地域での理想的な住宅提案と提供、物流事業では、メーカーや物流会社さんのニーズにお応えしていける物流資材の提案と提供です。
今、新未来塾では、毎回約20名の皆さんとともに学んでいます。「学びて時に之を習う、亦説ばしからずや」の心境です。
ありがとうございました。
高橋文夫拝