タカブン通信
感謝の心
2005年8月26日 社長通信108
1.はじめに
関東出張を前に、台風11号の接近で大きな被害がないことを願っています。酷暑の中、お盆過ぎから天候不順が続いていますが、稲穂の色づきとともに初秋の気配を感じるようになりました。また、季節の変わり目もお互いの体調管理に気をつけましょう。
2.8月業績について
住宅部門は、お盆休みの影響もあり、受注坪数は目標の76%で、前月比で減収になっており、また図面の上棟前3週間到着目標がなかなか実現できなくて、手待ちなく製作指示書作成から製造へのスムースな流れに支障を来たしています。急遽稼働日の振替休日を取らせていただきましたが、今後お客様との打合せを密にして、出来る限り生産ロスなく、受注目標と生産目標がバランスよく達成していけるように、全部署がより一層コミュニケーションを取って参りましょう。
パレット部門は、前月比で増収になりましたが、売上構成は、木パレット・南洋材仕組材等工場生産品が協力工場を含めて55%、合板加工が28%、鉄・プラパレ販売が17%となっています。また、木パレットの受注枚数は、目標の76%で、更に木パレットの受注強化を図らなければなりません。現在、営業担当になって1年半になろうとする松本君も、営業スキルアップ研修や早朝勉強会での販売実習等を重ねながら、実務に生かして努力していますが、その地道な努力が報われるように、今後も児玉主任とともにサポートしていきます。松本君も是非若者らしく元気一番、仕事をもっともっと好きになってもらいたいと思います。
3.感謝の心が成功・繁栄を約束する
毎日、「月刊仕事の記録帖」を朝礼で朗読していますが、営業・総務部では、業務の計画や記録、目標の進捗管理に活用しています。今後製造部でも日々の品質目標の進捗管理のための活用を検討していただきたいと考えます。
また仕事の記録帖の毎月曜日に、「実行と感謝なくして人生の成功はない!」と書かれていることに、気づいていますか。今回、編集・発行人の伊藤文明さんから、次のようなメッセージをいただいています。
「商売の神様といわれた松下電器創業者の松下幸之助さんの回顧録の中に、こんな言葉があります。『人に、松下さんはなぜ成功したのですかとよく尋ねられるけれども、どうして成功したのか、私にもよくわからない。いい部下に恵まれたこと、ひいきにしてくださるお客様がたくさんできたこと。そういうことだと思う。だから今日の私の成功は、部下とお客様のおかげです。ありがたいことです。』つまり、部下やお客様に感謝してきたことが、いい部下が集まり、お客様がたくさんできたのです。また、商売を始めた頃、『製品が売れたときの感激は、言うに言えないほどのものでした。買ってくださったお客様が店を出て行くと、その後ろ姿に思わず手を合わせました。感謝の気持ちで一杯で、ありがとうございました、と。そのお客様の姿が見えなくなっても頭を繰り返し下げました。』人生のみならずビジネスにおいても、スタートはすべて感謝から出発すべきであると言われています。そして最終地点は人々の幸せのために役にたつことです。なぜなら、私たちは一人ではいきていけないからです。いろいろな人や何かに支えられて生きているのです。そのことにまず感謝しなければならないのです。……私たちの成功・繁栄は、自分や会社を支えてくれている人や物にどれだけ気づき、そしてどれだけそれに対して感謝できるかにあるのです。」これから、より一層感謝の心を持って、着実に仕事をして人生を歩んでいきたいものです。
ありがとうございました。高橋文夫拝