耐力壁の量と配置バランス

いつもシガウッドスタッフブログをご覧いただきましてありがとうございます。
今日は10月24日ということでツーバイフォー(以下 2×4 )の日です。

ツーバイフォーの日
×4工法は日本語で枠組壁工法とされています。  
枠組「壁」工法と呼ぶくらいですから、 2×4工法にとって壁は非常に重要です。
家具や雪といった鉛直方向にかかる力を支持するのはもちろんのこ(皆さんもイメージしやすいと思います)地震や暴風といった水平にかかる力に抵抗してお家が倒れるのを防いでいるのも実は壁なのです。
このような壁を「耐力壁」と称しています。

耐力壁の量(量というのはそのお家の中に存在する耐力壁の長さの総和です。
階別、XY方向別にそれぞれ計上します)は、法律によって規定されています。
お家の床面積や見付面積にある係数を乗じて必要壁量を求めます。



ではたくさん耐力壁があればよいかというと必ずしもそうではないようです。
耐力壁をいっぱい設けるということは窓やドアといった開口部を減らすことですので、暗いお家になっちゃいます。
じゃあ、南側は目一杯開口にして、その分北側の開口を減らして耐力壁量を満たせばよいかというと、確かに壁量は満たしていて法律は守っていますが、別の問題が発生してきます。

それは耐力壁の配置バランスです。

上記のような耐力壁配置だと、お家の南側と北側で耐力壁の量が極端に違う、つまり配置のバランス(偏心率)が悪いということになります。

地震の力が加わるとお家は耐力壁の少ない方にねじれて行きます。
南側が北側に比べてより大きく揺れると考えてもらってよいかもしれません。
なので、北側からお家が壊れるということが起きかねないのです。
家全体では法律上必要とされている壁量は満たしているにもかかわらずです。

在来工法の場合、壁量計算を行う際には1/4分割法(詳細は省きます)といって、耐力壁の配置バランスが極端に悪くなることをある程度抑止するための計算が義務付けられていますが、2×4 工法にはその義務がありません。
×4を規定する法律には、「耐力壁はバランスよく配置する」という極めて曖昧・精神論的な表現の文言があるだけなのです。
(
これは裏をかえせば、 2×4工法は壁量を満たしていれば、そう簡単には倒れないよと法律側が考えているということなのです)

ですので、私たちは耐力壁の量の充足はもちろんのこと、配置のバランスも注意して日々業務しています。
皆様も工務店様との打ち合わせでは、耐力壁の配置バランスも議題にあげて配慮していただければ、よりよいお家になると思います。

(注意)上記の例は、許容応力度計算を必要としない24の告示に則った仕様規定で建てるお家のケースです。
許容応力度計算では、 2×4もちゃんと偏心率を求めて耐力壁の配置バランスを評価します。

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