木育サミットに行ってきました!

父親がタンカーの船員だったので、大きな船🚢を見ると童心に帰る 中村です。

2月19日に大津で開催された「木育サミット」に参加してきました。

木育サミットとは、 木に親しみ、木を活かし、木と共に生きていく「木育」の活動を、多くの人に知ってもらうために、「NPO法人芸術と遊び創造協会」・「東京おもちゃ美術館」さんが主催されている活動です。
2014年から全国各地で開催されており、今回の滋賀県で第11回目とのことです。
共催:滋賀県、後援:滋賀県木材協会、(株)GRiPs さん、ほかという形で開催されました。

今回のテーマが「琵琶湖で語る、木育の未来」となっております。
会場がなんと!

そう、琵琶湖を運行する 大型客船「ビアンカ」です!
まさに「琵琶湖で語る」にあたり、これ以上ない会場でした。

実は、琵琶湖で船に乗るのが初めての中村。
顔では平静を装いながら、心の中で、めっちゃはしゃいでいました(^^)/

そして、船以外の写真を取り忘れたという… _| ̄|○
いや、許可が難しいと思ったから写真撮らなかっただけです(-。-)y-゜゜゜
ということで、以下文章ばっかりになりますが、ご容赦を。

さて、本題。

このサミット、三日月滋賀県知事や林野庁長官なども参加するシンポジウムです。
大変内容の深いものでした。

シンポジウムでは
Ⅰ「琵琶湖で語るMLGsと木育」
Ⅱ「森のくらしと木育と」
といったテーマで意見交換がなされました。

(備忘録みたいな形ですが、メモった内容です)

・滋賀県では琵琶湖版SDGsであるMLGs(マザーレイクゴールズ)として13の目標を設定している。
またH29年3月、全国の都道府県として、初めてウッドスタート宣言を行う。
・人づくり、きっかけづくり、空間づくり:うみのこ、やまのこ
・1970年代に琵琶湖の淡水赤潮の大発生から始まった「せっけん運動」  以後、環境に思いを寄せる県民性につながる。
・森、川、里、湖のつながり
・「木育」が都市と森をつなぐために果たす役割。難しいが意義あること
・山の価値が50年前と比べて1/40となり、財産から負担とみる山林所有者もいる。
・国内の森林はいまが一番の伐り時、使い時(活樹)
・森林の公益的機能の大切さ ・地方創生は地域活性化と持続性
・サスティナブル材としての木材…自然のもの、脱炭素、かきくけこ
「か」環境
「き」教育
「く」くらし
「け」経済
「こ」子供
・琵琶湖と下流域との水と通じたつながり
・ロジックとエモーション(学びと感情)
・体験-理解ー行動:木育の広がり「遊び化」  
などなど、たくさんのお話を聴くことができました。

また、シンポジウムの中で、小学校の教科書に「林業」という言葉が載っていない時期があり、 その世代は森林について学校で学ぶ機会がなく、森林に対する認識が他の世代と違っているとの話がありました。
ちなみに、いまの43〜54歳の世代だそうです。
…私も該当していました。

「木育」というと、木でできた遊具や玩具で遊んだり、木製品を使うことで木材に親しみを持つ取り組みといったイメージが強かったですが、 教科書レベルでの教育や、地域での取り組み、つながりといったことも含めて、大きな概念であることを知ることができ、その大切さを改めて感じました。

初めて琵琶湖で船に乗りましたが、普段、陸上で見ている景色と、湖から見る景色が少し変わって見えました。
視点を変えることで、見えてくるものが違ってくる。
新しいものが見えてくる。
そんな貴重な体験でした。

木材を使って、お仕事させて頂いておりますが、その意義の深さを改めて実感する機会となりました。
しっかりと伝えられるようにしていきたいと思います。

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