わが社のチームビルディングづくり

2023年10月27日 タカブン通信2

 朝晩の冷え込みや、街中の庭先の金木犀の甘い香りから秋の深まりを感じる今日この頃です。今年の秋から冬にかけては、インフルエンザの早期の流行やまだ根強い新型コロナウイルス感染には十分に気をつけて、日々の健康管理に努めてまいりましょう。

 さて新生シガウッドの出航から50日を経過し、会社は変わりつつあると感じておられますか?先月、まずやってみよう、変わろう、そして変えてみようとお伝えしました。また意思疎通、コミュニケーションの大切さも度々お話ししています。私自身、会社の代表として、先月から従業員の皆さんやお客様、お取引様、金融関係先様方と面談をさせていただいています。その中で改めて現場を体感し理解していくことの重要さを実感し、激変の時代、全ての出発点は現場にあると考えます。お客様のお困りごとや問題点を解決し、お客様の業績向上に貢献していくこと、同様に従業員さんの悩みごとや問題などを真摯に聴かせていただき、解決したり不安を解消していくことに誠心誠意努めていきます。

 今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表・侍ジャパンが優勝し多くの日本中の国民に勇気と感動を与えてくれましたが、そのチームのヘッドコーチを務められた白井一幸さんの「世界一のチームビルディング」のお話を紹介いたします。(日経トップリーダー2023・8より)「チーム」というのは野球のチームだけではなく、会社や家族、種々の関りのあるグループも一つのチームです。その中でより良い人間関係や信頼関係を築き、強い組織・チームをつくっていくことが成果、結果につながるのです。チームビルディングには3つの柱があります。
① チームの全員がゴール(目的・目標)を共有すること。何が何でもそのゴールに全員が行くんだという強い思いを持ち、そのゴールを自分事とする。
② ゴールの達成に向けてチームのすべての人が、与えられた役割と責任を全うすること。
③ ゴールに向けてメンバーと健全に関わること。即ち相手を責めず「信頼している」という姿勢で接することによって、対人関係リスクに怯(おび)えず、自由に発言、行動できる自立型組織になっていることです。

 侍ジャパンが目指した目標は、勿論全員で優勝を勝ち取るということですが、白井コーチが伝えたことの一つは、「とにかく全力疾走してほしい」ということです。選手全員がゴールに向かって全力を尽くした、諦めずに一所懸命やり続けた、今できることを誰よりも徹底してやり切った、という地道な行動が結果を生み、感動を共有することができたのです。

 私たちの仕事も経営理念にあるように、お客様の喜びや感動、貢献が、私たちの喜びや幸福につながり、明日への活力になるものと確信しています。そのようなチームビルディングを目指していきましょう。

 最後に今月、「ハラスメントは許しません」という宣言をいたしました。絶対にセクハラ、マタハラ、パワハラ、モラハラ行為は行わないという決意のもと、これからも全従業員さんにとって安全安心な職場を創りあげていきます。感謝!髙橋文夫拝