タカブン通信
1年間、ありがとうございました
2017年12月27日 社長通信256
1.はじめに
例年になく寒さが厳しい師走の年の瀬も押し迫りましたが、1年間無事故で皆さんと仕事ができましたこと、心から感謝申し上げます。そして来る2018年もゼロ災を継続して丁度1年後の年末30日には、是非1000日を達成したいものです。
また、この15日から1月15日まで、年末年始の全国無災害運動が実施されています。『異常なし!ダブルチェックで念入りに 年末年始もゼロ災害』の安全スローガンのもと、作業前の点検の実施、作業手順や交通ルールの遵守、非定常作業における安全確認の徹底、保護具等の点検の実施、転倒防止・腰痛予防・受動喫煙防止の対策の推進、心身の健康状態の確認などに努めていきます。
2. 平均寿命について
この13日に、厚生労働省が2015年の都道府県別の平均寿命を発表しました。ここに日経新聞記事の内容を紹介します。
「男性は前回調査(2010年)で2位だった滋賀が81・78歳で初の首位になった。女性は87・67歳の長野がトップで、前回に続き首位を維持し、滋賀は前回の12位から4位になり87・57歳だった。厚労省は、滋賀は食塩の摂取が少なく喫煙者の割合も低いと話す。平均寿命が最も低かったのは男女とも青森で、男性は78・67歳、女性は85・93歳、因みに全国平均は、男性が80・77歳、女性は87・01歳だった。
また死因別の死亡確率のトップは男女とも『がん』で男性29%、女性20%、がんに加え心疾患、脳血管疾患を合わせた死亡確率は男性52%、女性47%という結果だった。」
今月皆さんに定期健康診断を受診していただきましたが、今回の結果の有所見者は、速やかに再検査をして今後生活習慣病など健康の自己管理に努めていただき、より一層心身ともに健康な体を創りあげていきましょう。
3.日本の製造業の危惧
ここ数カ月世界に冠たる品質を創りあげてきた日本の製造業への信頼を大きく揺るがしている問題が度重なって発生しています。皆さんにも朝礼でお伝えしましたように、神戸製鋼所さんの製品の検査データの改ざんや日産さんの自動車の完成検査での無資格検査問題です。
私たち製造業に長年関わってきている中小企業にとっても、衝撃的で非常に残念です。現在その実態や原因など慎重にかつ厳格に調査が進められておりますが、報道では次のようなことが言われています。
*製造現場と工場・本社幹部の間に壁があり、管理がずさんになっている実態。
*従業員の自主性を柱にした工場運営が、現場の掌握で甘さを生んできた。
*現場が収益の貢献を強く求められ、納期順守や出荷量の確保で無理を強いられたことが、不正の背景にある。
*品質管理に対する経営者の熱意や関心が以前より薄れている。(今月14日日経新聞)
来月16日、第23回柿内幸夫先生のKZ勉強会を開催しますが、改めて今回の問題を真摯に受け止めて、これからもお客様に信用信頼されご愛顧いただけるよう、全社一丸となって改善・改革、そして次世代の成長を記して変革に努めて参りたいと思います。本当に1年間ありがとうございました。 髙橋文夫拝 忠恕