タカブン通信
2015年 年頭所信
新年あけましておめでとうございます。白銀一色、積雪の例年になく寒いお正月を、皆様ご家族揃ってお健やかに迎えられたことと心からお慶び申し上げます。
丁度1年前、2014年の経営方針「新社屋の建設と工場のショールーム化の実現」を掲げ皆様と一致団結して取り組んで参りましたが、皆様のご努力とご協力、そして関係各位のご支援のお陰で、未来に誇れる新社屋が竣工し、また会社のショールーム化も全社的な改善活動(KZ法)を通して、日々進展して参りました。2015年は、2月17日予定の新社屋の完成見学会をはじめ、積極的な非住宅木造施設の情報発信に努めるとともに、更なる「会社のショールーム化の実現」に向けて、全社的な改善・改革、そして変革に前向きに取り組んで参ります。
さて昨年1年間、各部署の「13の徳目・朝礼ミーティング」の際に「動作経済の四原則」、①距離を短くする、②両手を同時に使う、③動作の数を減らす、④楽にする、を毎日朗読し仕事に実践していただいています。これは、安全で生産性の高いモノづくりの根本です。この会社での取り組みの中で、今年はこの四原則の第1番目の「距離を短くする」を全社のテーマとして取り組んでいきます。即ち、社内のモノとモノの距離を短くすることは勿論のこと、お客様との距離、そして従業員さんとの距離を今まで以上に短くしていきます。今後私たちが取り組むべきこと、そして使命は、全てお客様や従業員さんという仕事の現場に答えがあるということを改めて認識して行動していきます。お客様の声を定期的に真摯に聴かせて頂き、またクレームにはスピードをもって対応し仕事に即反映し、お客様との関係を強化していきます。また従業員さんとの個人面談で皆さんの声に真剣に耳を傾け、従業員さん満足の向上につなげていくとともに、新社屋などを活用したコミュニケーションの場づくりにも努めていきます。
「吾日に吾が身を三省す。人のために謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝うるか。」(学而第一)
これは、論語の一節で、孔子の弟子である曽子の言葉です。安岡活学塾編のビジネス訳を紹介します。「同僚や部下からの相談を自分のことのように受け止め、応えてあげましょう。同僚・部下に対して信用を第一とした振る舞いをしましょう。自分が実践できていないことは伝えないようにしましょう。これらのことは、自分を磨く基本です。日々繰り返しチェックしましょう。」
今年私自身が、「有言実行」、「言行一致」、この「日三省吾身」を率先垂範実践していくことをお誓い申し上げ、是非皆様とともに悔いのない人生を歩んで参りましょう。そして昨年以上の素晴らしい1年に創りあげていきましょう。ありがとうございました。 忠恕!高橋文夫拝