タカブン通信
悔いのない人生を!1年間ありがとうございました
2014年12月26日 社長通信220
1.はじめに
今日26日をもって、大変革、大進化の平成26年も仕事納めです。従業員の皆様や実習生、派遣社員の皆様には、積極的に全社改善活動に取り組んでいただき、また皆様の協力と努力のお陰で、念願の新社屋が11月に無事竣工しましたことに対しまして、心から感謝申し上げます。
今年の正月休みは、少々長く9日間ですので、ご自身の今年一年の棚卸し、即ち振り返りをして、新年の抱負、目標を是非立てていただいて、5日の仕事始めには全員揃っての元気な姿を楽しみにしています。
2.悔いのない人生を
月刊致知の2012年1月、藤尾編集長の巻頭言「生涯修業」の言葉です。
「私たちは1人の例外もなく父と母があることによってこの世に生を得た。その父と母にもそれぞれ両親がいる。それをさかのぼっていけば、どうなるのか。10世代で1024人である。20世代で104万8576人。30世代では10億7374万1824人。40世代さかのぼれば、1兆995億1162万7776人。想像を絶する数になる。
この祖先の命が1回も途切れずに今日に生きているのがあなたの命であり私の命である。この命の連鎖がどこかで断ち切れていたら、あるいは別の人に代わっていたら、あなたも私もここに存在していない。無限無数の命に支えられて、私たちの命はいま、ここにある。………
人は誰しもこの悠久の宇宙の中でただ1人、1回限りの命を生きている。まさに奇蹟の命であり、人生である。」
そしてこの11月の社長塾において多摩大学大学院教授の田坂広志先生から、いかにして悔いのない人生を送るか、実体験をもとに感銘深いお話を伺いました。
田坂先生は、30代にガンを患い余命1ヶ月と宣告され絶望の中、藁にもすがる思いで、ある著名な寺に駆け込み、同じ境遇の人たちの生き様に触れ、住職の言葉に大きな気づきを得て、それ以降1日1日を大切に生き切る人生を歩み始め、現在63歳充実した毎日を送っておられます。
「縁あって生を受けた私たちに3つの真実があります。1つは必ず死ぬということ。2つ目は人生はただ1度しかない。そして最も辛いもう1つの真実は、いつ死ぬか分からない人生を歩んでいるということ。…「死」を覚悟したとき、生き方が変わります。「生きる」から「生き切る」生き方。そしてこの一瞬一瞬を生き切る覚悟をして歩む人生は、最も密度の濃いものになります。さらに「高い志」を抱いてこの一瞬を生き切ることにより、満たされた人生を生きることができるのです。しかし未来に心を奪われない。過去に囚われない。過去は無い。未来は無い。あるのは永遠に続く今だけだ。今を生きよ。今を生き切れ。」
改めて田坂先生の著書「未来を拓く君たちへ」を読み終えた時、深い感動を覚え勇気と希望が湧き上がってきました。
25日には未来を切り拓くホープ社員勉強会で1人1人今年の感想と来年の抱負を率直に語っていただき感動しました。来年は更なる成長を願って共育と強育を宣言しました。
皆様、どうぞ良い新年をお迎えください。大感謝!高橋文夫拝