タカブン通信
〇に近い△を生きる
2013年10月25日 社長通信206
1.はじめに
今月も台風26号の襲来で伊豆大島はじめ関東各地に多大な被害があり、また台風27号の影響が懸念されます。近年は、人災に近い天変地異現象が、地球上で発生しています。
来月12日、第3回総合防災訓練を実施しますので、大災害にしっかりと備えたいと思います。また15日の「滋賀県産業安全の日」を中心に、11月は無災害運動月間として、今まで以上に労災を発生させない職場づくりのため、危険箇所、危険作業の撲滅と安全最優先のための改善改革を推進していきますので、お互いに意識を高めていきましょう。
2.仕事の現況
17期も四半期が経過し、シガウッド大変革物語も第3章に入ってきました。この9月の業績は、前月の売上減と設備投資の原因による一時的な落ち込みから、大幅に回復し、10月以降、消費税増税が決定された春先までは、業績向上が見込まれます。
全社的改善・KZ法の取り組みで、不安全作業や腰痛など健康障害が予測される場合、即改善にトライし、改善を繰り返すことが大切です。今後生産性の向上、即ち7つのムダを徹底的に排除して、時間当たりの生産量を30%アップし、お客様や市場のニーズに応えていきましょう。この30%生産性向上の状態とは、具体的には、現在平均2~3時間残業をした上での生産量を定時内に終えることを意味します。既成概念や枠に捉われることなく、自由な発想と創意工夫でチームワークを発揮して実現していきたいと思います。
また松田主任は、信頼できる協力大工さんチームの支援のもと、率先して建方施工管理技術の習得のために、毎日元気に建築現場に出向いていただいており、今後は、新事業の1つに育てて参ります。
3.新社屋建設プロジェクトについて
来年6月竣工を目標に、新社屋建設プロジェクトが再スタートしました。この17日、小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーを務め、見事目的を達成された川口淳一郎さんからプロジェクトの要諦を学びました。即ち①目的を見失わない、②提案は、必ず見えるように議論し、曖昧にしない、③迷うならどっちでもいいという割り切る勇気を持つ、④期日を決め、実行していく、⑤現場第一を貫く、⑥自らを信じることです。
従業員さんの快適な職場環境と憩いとコニュニケーションの場づくりを目的に、我が社の主たる事業の2x4住宅工法と最先端の省エネ、ゼロエネルギー技術を駆使して、地域社会や業界に情報発信していける新社屋を皆さんとともに創り上げます。2014年は、夢を実現し、希望溢れる年にしましょう。
4.〇に近い△を生きる(別解力の大切さ)
鎌田實先生は、私の尊敬するお1人で、最新著書「〇に近い△を生きる」に深い感銘を受けました。現在65歳、諏訪中央病院名誉院長で、チェルノブイリや東日本大震災など世界各地の被災地、困窮国の支援活動をされています。1歳で養子に出され、苦学して医師を志し、破綻寸前の長野県の病院を再生し、地域医療に命を捧げられてきました。この本は、「生き方をちょっと変えれば、人生はうんと変わる」を、涙なくして読めない実例を通して教えてくれます。老若男女を問わない現代人の必読書です。いい人生を選択するのはあなたです。「今でしょ!」 ありがとうございました。高橋文夫拝