健康感を持とう

2011年10月27日 社長通信182

1.はじめに
 ひと雨ごとに秋が深まり、比良の山々に沈む夕日が色鮮やかに琵琶湖を染めていきます。来月には伊吹山にも雪の便りが届くでしょう。皆さんとともに毎日の健康管理と交通安全、安全作業に気をつけて参りましょう。

2.よく生きる秘訣
 今月4日、聖路加国際病院理事長の日野原重明さんが百寿を迎えられ、ここに日経新聞のインタビュー記事を紹介します。
 「いま私は、朝目覚めると、真っ先に、アナザーデーが与えられた喜びを感じます。今日1日、やることがあるという気持ちの張りがありますので、さっと飛び起きて次の行動に移ります。今日与えられた新しい命に全力で取り組む―それが私の幸福感の源なのです。
 私たちは、完全に健康であるということはありません。では何をもって健康というのか。それは、『健康感』です。『自分は健康だなあ』と思える気持ちが、健康であるということです。言い換えれば『生き甲斐』を持つということです。」
 「人生は、よい事ばかりではありません。私もそうでした。しかし運命は、たとえそれが困難との遭遇だったとしても、出会いを契機に、いい方向に変えていくことができます。運命は、自分でデザインできるのです。自分から動けば、出会いが生まれます。出会いはあなたの運命を変えるチャンスなのです。これから先の10年、どう走るか。運命をどうデザインしていくか。私にとってはこれから先が、楽しみでなりません。」
 「人生はクレッシェンドです。人との出会いが多いほど、共鳴する音はだんだん強くなり、大きなエネルギーを生み出すのです。」
 少しでも日野原さんの考え方、生き方を見習って、イキイキ、ワクワク、ドキドキの人生を歩んでいきたいものです。
 また今年8月105歳を迎えた昇地三郎さんは、いまも社会福祉法人「しいのみ学園」の現役理事長・園長を務める傍ら、世界中を東奔西走、講演活動を続けています。105年の人生経験からのメッセージは、「人生は自分自身との戦いである。汝自身と戦え」です。己に克つ者でなくては、人生に勝利することはできないということです。さらに「人生は百歳からが本番、99歳までは助走である。105歳のいまもただ前進あるのみ。」
 昇地さんの健康の秘訣は、まず笑顔、冷水摩擦、1口30回噛む、新聞を読む、背骨を伸ばして寝る等です。しっかり噛むことは、脳を若く保つ秘訣で、母親の教えを守って3歳から続けてこられました。皆さんもチャレンジしてみてはいかかですか?

3.免疫住宅について
 この夏開催のシガウッド祭りの記念品のFFC処理国産杉うちわは、皆さんに大変好評でした。このFFC処理加工技術を駆使した住まいが、真に健康な免疫住宅です。現在、この免疫住宅を全国の工務店に普及活動されているウッドサークルの江頭社長を迎えてのセミナーが、今月8日、大津・高栄ホームさんで開催されました。ここに江頭さんのお話を紹介します。
 「住まいは第2の胎内環境です。生涯を通じて、体に入る物質の56%は、自宅で吸う空気です。最近では胎児の複合汚染の大きな原因が、お部屋の空気汚染に起因すると言われています。高気密高断熱の省エネ住宅ほど、適切に換気されないと、室内の化学物質の総量規制がされていないために、アレルギーやアトピー症状など健康障害に繋がる可能性があります。このFFC加工技術を活用することにより、住宅の床材やクロス、建材、家具などに含まれている化学物質の害を最小限に抑えることができるのです。」
 私たちも住まいにもっと関心を持ち、またお客様に対してもこのFFC加工技術・免疫住宅のようなホットなお役立ち情報を提供していきましょう。
 ありがとうございました。高橋文夫拝