タカブン通信
疾風、勁草を知る
2009年7月27日 社長通信155
1.はじめに
例年になく太平洋高気圧の勢力が弱く、各地で集中豪雨をもたらし、大きな被害が出ています。先日から山口県防府市の土石流他各地で多くのご老人が亡くなられたことに対して、心からご冥福を申し上げます。一方同じ地域でも砂防ダムが整備されているところでは、被害は少なく、今回の災害地域でも以前から危険箇所としてダムの計画がありながら、予算がなく、今回の災害に至ったことは、人災ではないかと思います。
私たちの職場を振り返りますと、朝礼のヒヤリ・ハット報告や、多くの改善提案書の提出で、随分改善改革が進んで参りましたが、まだ着手できていない箇所や気付いていないところもあると思います。クイック・レスポンスを習慣づけ、皆さんの協力で安全第一の明るい職場を創り上げていきましょう。
2.第13期経営方針について
この7月4日には、第13期経営方針・部門目標発表大会はじめ、改善提案発表大会・全体安全教育等を開催し、特に全員の今期個人目標の発表は、部署を超えてお互いを理解する上で大変意義深いものでした。
改めて今期の経営方針を確認したいと思います。「ありがとう経営の推進」をスローガンに掲げて、
①全従業員さんの物心両面の幸せの実現、
②安心・安全で快適な職場づくり、
③どこにも負けない高品質のものづくりやサービスの追求、
④私たちと会社の成長発展と社会貢献の達成、を実現していきます。
また、次のように私たち一人一人の行動規範を定めました。
①常に安全作業、安全運転を心掛ける。
②感謝の心で人と関わり、人の役に立つように成長していく。
③挨拶は、自ら進んで明るく元気に笑顔で交わす。
④いつも謙虚で相手の立場に立って言動し、誠実に責任感を持って仕事に取り組む。
⑤物事を前向きに捉えて、自主的積極的に学び続け、何事にもチャレンジする。
⑥当たり前のことをきちんとできる「凡事徹底」、「有言実行」を心掛ける。
⑦シガウッドの従業員として誇りと自信を持って行動する。
毎日の仕事や全体朝礼、「13の徳目」ミーティング、「理念と経営」社内勉強会等の中で、自分自身の言動をこの行動規範に照らしながら、更に相互信頼を深めて、いい会社を創って参りたいと思います。
3.疾風、勁草を知る
先日の田舞塾研修において、JCの大先輩で、日本JCの元会頭の井奥貞雄氏と25年振りにお会いし、その講演の中で、「疾風、剄草を知る」という「後漢書」王覇伝の言葉を拝聴しました。激しい風が吹いてはじめて、丈夫な草が見分けられるように、困難や試練に出会ってはじめて、その人の信念の堅さや意志の強さがわかるということです。私たちも理念経営を曲げることなく、将来に明るい希望を持って
現況を乗り越えていきたいと思います。
このように厳しい経済環境が続く中で、当社では、ようやく受注が回復し始め、請負社員さんの減員や配置転換もあって、残業や休日出勤で対応して、お客様のご要望に誠心誠意応えていきます。また今期は、3ヶ月毎に目標進捗管理を徹底して、PDCAサイクルを確実に廻していきますので、今まで以上の皆さんの協力をお願い申し上げます。
これからが夏本番。熱中症に十分気をつけて、元気で乗り切って参りましょう。
ありがとうございました。高橋文夫拝