報告、連絡、相談、確認の徹底

2009年4月27日 社長通信152

1.はじめに
 寒暖を繰り返しながら、季節は確実に移っていきます。昨年の4月の社長通信で彦根・ベルロードを横切る平田川桜の通り抜けのしょうげつ松月・一葉・うこん鬱金・こうか紅華・楊貴妃といった情緒豊かな八重桜をご紹介しましたが、今年も見事に咲き誇っています。世の中良いニュースが少なく、当社においても想定外の問題が発生していますが、未来に希望を持って前向きに取り組んでいきます。

2・業績について
 住宅部門は、徐々に回復基調になってきましたが、依然として世界的な不景気で製造業を中心とした景気回復が遅れる中、当社も来期の業績予測を厳しく捉えて、現況に合った予算管理と企業体質を構築していきます。
 パレット部門においても、厳しい受注状況が続く中、全社一丸となって品質最優先で、基本に忠実にクレームのない、お客様のご満足をいただけるものづくりに徹していきます。

3.報告、連絡、相談、確認の徹底
 今週の「13の徳目」の質問は、「報告・連絡・相談を徹底することが、お客様の満足につながるのはなぜでしょうか?」です。我が社も毎朝経営理念を唱和してお客様に喜ばれ地域社会に役立つ企業を目指していますが、冊子にも書かれているように、お客様が喜ばれる時は、お客様が望まれるものが手に入ったり、お客様の悩みが解消したり、期待以上の待遇を受けたりした時です。今週はこの質問を皆さん全員で毎日考え意見のすり合わせをして、報告・連絡・相談、そして確認の意義を再確認していきます。

報告・連絡・相談の基本10ヶ条、即ち、
 ①その場でメモをとる
 ②結論から伝える
 ③上司の意図と義務の目的を考える
 ④スピード、こうち巧遅せっそく拙速
 ⑤その場で確認、即時処理⑥仮説を考え、相談する
 ⑦メールに頼らず、直接話し合う
 ⑧上司に確認させない(上司から聞かれる前に自分から伝える)
 ⑨思い込まないで、細かく確認する
 ⑩悪い内容ほど、早めに伝える、
 を各部門や社員間で徹底されれば、現在発生しているクレームやミス、ムダの多くが解消されるのではないかと思います。「聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥」ともいいますが、考える力を養いながら、報告・連絡・相談・確認を確実に、常に緊張感を持って元気に仕事に取り組んで参りましょう。   
 ありがとうございました。 高橋文夫拝