希望と挑戦

2009年2月27日 社長通信150

1.はじめに
 例年になく早い梅香が漂い始め、天候不順ではありますが、春の気配を感じる今日この頃です。
 先日の日経新聞の「私の健康法」のコラムで、横倉クリニック院長の言葉が目に留まりましたので、少し長いですが、紹介します。
『「氷が融けたらどうなりますか」、と聞かれ、「水になる」と答える聡明な(?)大人は多い。桜の幹に触って春の息吹を感じる人は少ない。五感を働かせて感じていない人があまりに多いようだ。‥‥‥
「健康とは何か」という根本的な疑問に筆者がさんざん苦しんでたどり着いたのは、「健康とはありとあらゆるものに感謝できる心と体」という定義だ。最近「感謝」という字の中に「心」と「身」があることに気付き、わが意を得たりと思った。筆者の健康法は簡単だ。大好きな場所で大好きな患者さんを相手に、大好きな診療と五感療法をして、大好きな家族と犬たちと快食する。大好きな仲間と語り、大好きな運動をし、大好きな海で潮風を胸いっぱいに吸う。そこにはいつも大好きな自分がいる。すると自然と感謝の気持ちが湧き、知らぬ間に元気になれる。これが「当たり前」の日常だ。』
不況の逆風の中、心身ともに健康を目指して明るく元気で感謝の毎日を送っていきたいものです。

2.今後の状況
3月度の予測は、大市場である東海3県、特に分譲住宅やアパート物件の契約の減少と他社との競合激化で、受注が少ない状況です。パレット部門も一部大口物件を除いて、メーカー系の注文が少なく苦戦しています。しかし、現在私も含めて全営業がお客様訪問して、現在客のフォローと新規開拓に奔走しています。価格競争に巻き込まれることなく、お客様の立場に立ったきめ細かい営業活動に努めていきます。

3.タニサケ様研修会について
 このような状況の中、今月はパートさんや中国研修・実習生も含めて、ほぼ全従業員の皆さんの参加のもと、改善提案日本一のタニサケ様の社外研修会を実施しました。ご担当の竹嶋常務さんはじめ社員の皆さんには、ご多用の中、私たちを温かく迎えていただき、改善提案の一部始終を懇切丁寧にご説明いただき、実際の現場で五感に触れて、多くの気付きとヒントを得る貴重な体験をしました。また一人一人の研修報告書を読んで今回の研修会が、今後当社の改善提案活動に弾みをつけて、より一層働き易い、働き甲斐のある職場に進化していくことを確信しました。
 今後、皆さんの貴重な改善提案や、新年当初からお客様満足度調査でいただきましたご意見ご要望を迅速に検討して、着実に形にしていきます。またこの23~24日に雨天にもかかわらず、製造部の皆さんに実施していただいたテント倉庫の床面補修のコンクリート打ちや隣地とのフェンス工事など、大幅な経費節減に繋がり、心から感謝致します。
 また来月は、受注量に応じて製造部や図面管理グループなどの部署では、社内の3Sや技術研修を実施するとともに、一部休業日を設けたり、ワークシェアリング(仕事の分け合い)を一時的に実施していきます。 皆さんのご理解と絶大なるご協力をお願い致します。
松下幸之助翁の不況を乗り越える10か条の中に「第1条 かってない不況からは、かってない革新が生まれる。かってない革新からは、かってない飛躍が生まれる。」という言葉があります。希望と勇気を持って挑戦していきましょう。ありがとうございました。忠恕
高橋文夫拝