タカブン通信
ものづくりの原点
2008年2月27日 社長通信138
1.はじめに
今年は、立春を過ぎてから寒波が何度となく襲来して、積雪や寒さが続きます。しかし地球温暖化で琵琶湖の富栄養化が進んでいる中、この冷え込みや雪解け水の流入で琵琶湖の深層の酸素濃度が回復し、水質浄化につながっているのです。
さて新年早々の松本新聞創刊号で、風邪予防に効果があるという鼻うがいを紹介してくれましたが、これからの季節変わりや花粉症が気になる春先には、皆さんも鼻うがいをやってみて下さい。私も、早朝ランニング後やお風呂に入った時には、鼻うがいをトライしていますが、調子はよさそうです。嗅覚ではなく呼吸器としての鼻には、「浄化」「加温」「加湿」という三つの機能があり、ほこりや細菌、ウイルスを鼻腔に生えた繊毛で捕らえて、ゆっくりと胃に流れ落として死滅させます。かぜや花粉症で鼻がつまると、口呼吸していまい、体の細菌への抵抗力が弱くなり、症状を悪化させることにもなりかねないのです。普段から鼻うがいで鼻呼吸の習慣を身に付けたいものです。
2.住宅の現況について
住宅に関しては、アメリカのサブプライムローンの破綻や改正建築基準法、原油高等による新設住宅着工数の減少傾向が続く中、建設、建築業界の信用不安も多発しています。
今まで以上にお客様の動向や業績に注意を払うとともに、お客様とのコミュニケーションを密にして、与信管理に努めていきます。安易に売上に走ることなく、特にお取引条件を厳格に見直して、皆さんの日頃の努力が水泡と消えないようにしていきます。
3.業績アップの取り組みについて
今月より新たに業績アップの取り組みが、饗場課長と三輪主任を中心にスタートしました。朝礼でもお伝えしました通り、幹部やリーダーとともに全社あげて業績向上の意識を高めて成果を出していきたいと思います。特に今回より、変動費・固定費削減目標、売上目標を数値化したものを、事務所内や工場にグラフや表で「見える化」して、皆さんの周知徹底を図っていきます。業績委員会の重点項目を次に挙げます。
① お客様満足度アンケートのご要望、ご意見を速やかに営業活動や製造に反映させる
② クレーム費用をデータ化して、クレーム低減に向けた根本的な改善改革に取り組む
③ 端材、残材、資源ごみ等の活用
④ 営業経費(車両レンタル費等)の見直し
⑤ 資材費の見直し(代替品、市場リサーチ)
また5Sの徹底なくして継続的な業績向上は有りえません。まず自らの職場や休憩所をお互いに磨きあう気持ちを育む事。そしてものづくりの原点を自問自答して参りたいと思います。
ありがとうございました。高橋文夫拝