過去には感謝、現在には信頼、未来には希望

2007年9月27日 社長通信133

1. はじめに
 今夜は、実質的な中秋の名月・満月(新暦では25日)で、これから秋本番です。
 今私は、日創研起業家養成スクールのアメリカ研修に同行して、カリフォルニア・スタンフォード大学のあるパロアルトにいます。近くには、ITベンチャー企業のメッカであるシリコンバレーがありますが、こうして海外で15名の後継経営者とともに勉強させていただけるのも、皆さんが日々目標に向かって一所懸命に仕事をしていただいているお陰であると、心から感謝しています。米国の潮流を肌身に感じて、自社の事業や日本の未来を考え、今後の経営に活かしていくことも私の使命だと考えています。日本の政局も予断を許さない局面ですが、アメリカのホットニュースをご期待下さい。

2.事業の現況について
 住宅部門は、先月お伝えしましたように、7~8月落ち込んでいた加工坪数が回復し、本格的な増産体制に入ってきました。一方先般国土交通省が公表した7月の新設住宅着工数は、前年同月比23%減で、消費税5%上げの反動が起きた1997年7月(28%減)以来です。2x4住宅も同様に22%減となりました。このように全国的には、建築確認申請の手続きの遅れや政局の混乱等が影響して、この秋以降の実需が懸念されるところですが、今後納期遅延することなく、お客様に満足していただける高品質の製品を提供していくことにより、より強固なお客様との信頼信用を築いていきます。
 パレット部門でも、物流関連資材や他エリアでの受注を含め、業績も明るさが見えてきました。今後も定期的で安定的な新規受注活動を中心にきめ細かい営業を心掛けて、着実に目標を達成していきたいと考えます。

3.三位一体経営を目指して
毎週開催しています新未来塾も75回になり、現在リーダーと有志の皆さんで「理念と経営」社内勉強会として、活発なグループディスカッションをしていただいています。その中で、社長力、管理力、現場力の三位一体経営の大切さを学んでいますが、全社員が自社の存在価値(何のために仕事をしているのか?お客様にお役に立っていることは何か?)を確認し合い、お客様に対する価値の差別化を図り、業績向上に向けて不断の努力をして、次に来る不況に備えなければ、会社の未来はありません。また来月12日に当社で開催される滋賀経営研究会の例会勉強会に向けて、会社の社歴や強み・弱み、市場分析、経営方針等を改めてリーダーの皆さんとともにディスカッションしていますが、今後は、より一層コミュニケーションをとって、営業・製造・支援業務の総務の三位一体の協働体制の確立を目指していきます。
 地元の優良企業の社是は、『過去には感謝、現在には信頼、未来には希望』です。皆さん毎日お互いに元気な挨拶を交わして、気持ちよく仕事を始めましょう。

ありがとうございました。高橋拝