【2×4】構造躯体の安全性

こんにちは!
今回は2×4構造躯体の『部材表記』と『安全性』について少しお伝えしていきます。

【2×4部材の表記のしかた】
私がシガウッドに入社しばかりの時、204・210等が表記されている図面や材料出荷の指示を見た時、204は204㎜のこと?210は210㎜のこと?と困惑した事を思い出しました。

ではなぜツーバイ材の表記はその様なものになっているのでしょう。
例えば、2インチx4インチの部材を204と表記するのかは、JASによって定められている寸法形式だと言う事を知りました。

ツーバイ材の寸法(厚さ×幅)です。

204(38㎜x89㎜)ツーバイフォー
206(38㎜x140㎜)ツーバイシックス
208(38㎜x184㎜)ツーバイエイト
210(38㎜x235㎜)ツーバイテン
212(38㎜x286㎜)ツーバイトゥエルブ
404(89㎜x89㎜)フォーバイフォー etc…….

【2×4構造躯体の安全性】
2×4構造躯体の特徴は皆さんご存知の通り、柱が無く壁と床の面で構成されています。

壁・床・屋根が一体となった6面体が地震の揺れを面で受け止め吸収するので、地震の力が接合部の角に集中することがなく、地震に対して抜群の強さを発揮します。俗に『モノコック構造』といわれるものです。

2×4工法でプランニングする際には、細かな決まり事(仕様規定)が定められていて、誰がプランニングしても安全性の高い建物になります。

そして現制度ではほとんどの住宅で、階層が2階建て以下のものは建築士が計算や確認を行うことで、確認申請時に計算結果や関連図書の提出が省略できるので(4号特例)本当に安全な建物なのか?と疑問に思われることでしょう。

しかしはじめに述べた通り、2×4は、はっきりとしたルール決めがなされている為、構造面でも安心して頂けます。

また構造図面を見れば一目瞭然で安全な建物なのか容易にチェックする事ができます。

また昨今では、構造計算をし、しっかりと安全性を担保していくという動きになってきています。2x4の安全性、頭の片隅において頂けると嬉しいです。

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